ライターとしてモチベーションが維持できなくなったときに読みたい1冊

ライターとしてモチベーションが維持できなくなったときに読みたい1冊

ライターとして活動をする中で、モチベーションを維持できなくなることもあるでしょう。在宅で、しかも自由な時間に働くことのできるライターは魅力的な職種であると共に、孤独な職種でもあります。「ライターとして続けていく自信がない」「文章を書く気力が湧かない」そんな悩みを抱えたときに、ぜひ読んでほしい1冊が『ジョブズはなぜ「石ころ」から成功者(ダイヤモンド)になれたのか?』です。ここでは本書の魅力を2つの観点から紹介していきます。

ライターとして自信を失ったときは

「思っているような文章が書けない」「自分が書いた文章が正当に評価してもらえない」そんなとき、ライターとしての自信を失うこともあるでしょう。そんなときに『ジョブズはなぜ「石ころ」から成功者(ダイヤモンド)になれたのか?』を読むことで、忘れていた気持ちを取り戻すことができるはずです。この本はその名前の通り、アップル元CEOのスティーブ・ジョブズの成功法を追った1冊となっています。スティーブ・ジョブズと言えば、iPodやiPhoneなど革新的な製品を生み出してきた伝説的な人物と言えるでしょう。

さぞや輝かしい人生を送ってきたかのように見えるジョブズですが、実は決してそうではありません。世界的に有名になったジョブズでも、数々の挫折や苦労を乗り越えて、その位置を手に入れてきたのです。この本の中には、ジョブズがどんな失敗や裏切りを経験してきたかが書かれています。けれどもジョブズはその失敗を「忘れて」何度も挑戦し続けます。その理由は「この仕事が好きだから」です。「書くことが好きだから」ライターとしての活動を続けている人は、共感できる言葉が随所に散りばめられています。少し書くことから離れてこの本を読んでみることで、「書くことの楽しさ」がきっと思い出せる1冊となっています。

孤独から脱却したいなら

ライターは孤独な仕事です。下手をすれば1日中PCと向き合って仕事していることもあるでしょう。家族と一緒に住んでいる人であれば、気分転換におしゃべりすることもできますが、一人暮らしのライターは誰とも話さない日も少なくないはずです。孤独が平気な人もいますが、孤独から脱却したいと思っている人には、そのヒントが『ジョブズはなぜ「石ころ」から成功者(ダイヤモンド)になれたのか?』には書かれています。

それは「成長には親友を作れ、成功には戦友をつのれ」のキーワードです。「1人でやるライターという仕事でどうやって親友を作るのか」と思うかもしれませんが、決して難しいことではありません。自分と同じようにライターとして活動をしている人を見つけ、その人の活動を自らの励みにするのです。クラウドソーシングでのライター活動の中では、同じように活動しているライターをランキングなどで確認することができます。

自分と同じツールを使い、同じようにライティングに取り組んでいるライターは立派な戦友になるのではないのでしょうか。またライターのブログを見るのも良いでしょう。そのブログからは、きっとあなたと同じような悩みや喜びを読み取ることができるでしょう。

成功者も不遇の時代はあったことを知る

「ライターとして活動をしても未来が見えない」と思うことがあるかもしれません。確かにライターは不安定な職種です。思ったように仕事に関われないこともあります。けれども成功はそんなに簡単に手に入るものではありません。大きな成功を収めたジョブズも、何度も衝突や失敗をしています。失敗を反省して次に活かすことも大切ですが、本書の中では失敗を「忘れる」ことも同じように大切だと紹介されています。

誰でもつらい記憶を思い出すのは気持ちの良いものでもありません。つらさをバネに成長することもできますが、失敗を「忘れて」新しく挑戦することも1つの方法です。この本は見えない未来を心配するのではなく、成功者から学び、「今」できることを精一杯やることの大切さに気付くことができる、おすすめの1冊です。

今回紹介した本について

  1. 書籍名:ジョブズはなぜ、「石ころ」から成功者(ダイアモンド)になれたのか?―31歳までに必ずやったこと、絶対やらなかったこと
  2. 著作者:桑原 晃弥

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みんなの感想文

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  • iPhoneなどを生み出したとして世界的にその名が知れ渡っているスティーブ・ジョブズが、初めからの成功者でなかったということは今の自分に大きな勇気を与えてくれました。そんな彼の成功法を追った本なら、読んでみる価値があると思います。みんなスタートは同じ。焦らず挑戦を続けていきたいです。
  • 「好きこそものの上手なれ。」大人になればなるほど、この言葉からはどんどん遠ざかっていく生活を送っている人がほとんどだと思います。しかし、ジョブズのように、困難や自分にとって都合よくないことが起きても、それをとことん突き詰められる方に、成功者への道は開けるのだなと感じました。
  • 在宅だとどうしても気が散ってしまうことや、書く気が起こらないことが多々あり、その度に私には向いていないのかもと思うこともありましたが、記事を読んで、私にはライティングの親友や戦友がいないことに気が付けました。これからは、この人のように文章を書いていきたいと思える人を見つけて自分自身のモチベーションをあげていきたいと思いました。
  • ライティングの仕事を始めたばかりの主婦です。私はまだこの仕事を始めたばかりなので、この仕事をやっていく上でどんな困難が待ち受けているのかも分からない状態だったのですが、前もってそれを少し知ることが出来たように思います。ライティングの仕事をやっていて壁にぶつかった人も、私のようにこの仕事を始めたはかりの人も、この本に興味を持つのではないかと思います。
  • 私は一人暮らしで、どうしても孤独になってしまいがちでしたが、私は都心部に住んでいるので、サグーが行なっている交流会やインターネットを通じてなどに参加することでライティング仲間を作りたいと思うようになりました。
  • 目先の結果に一喜一憂している毎日です。しかし結果のみにとらわれるのではなく、その結果に至るまでのプロセスが大事なのだと思いました。これからは「未来」ばかりを気にするのではなく、「今」という一瞬一瞬と共に成長しあえる「戦友」を大切に頑張っていきたいと思います。
  • 文章で生きていこうとしている人はもちろん、夢を追いながらもなかなか芽が出ない人にも参考になる記事でした。その仕事を好きであるからこそ、失敗を「適度に忘れる」ことができ前に進めるというのは意外な発見でした。ライターを目指す人にとても有効な書籍を紹介してくれました。
  • ライターという仕事に興味があるものの、やはり一人で黙々と仕事しなくてはならないので、孤独に耐えることができないかもしれないなと思っていました。しかし、親友を作れば良いということが書かれていて、それが参考になりました。希望が持てたので良かったです。
  • 考えても言葉が浮かばなかったり、やる気が起きなかったりすることは多々あるのでとても参考になりました。プラチナライターの人が普段どのような本を読んでいるのか知りたかったので、早速読んでみようと思っています。
  • 成功者としてのジョブズしか知らなかったので、失敗を乗り越えて何度も挑戦を続けていた事にとても驚きました。すぐにあきらめなかったのは、「その仕事が好きだから」。なんてシンプルで勇気づけられる言葉でしょうか。初心忘れるべからずです。「失敗は反省して次に生かすもの」と思っていましたが、時には「失敗を忘れて次に挑戦すること」も必要だと気付くことができました。成功者の華やかな結果のみに目を奪われがちですが、それに至るまでにこつこつと積み重ねてきた努力を忘れないようにしようと思いました。
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