セールスコピーライティングのコツを学んでライティングスキルアップ！

ライターといってもさまざまなタイプの文章を書く人がいます。コラムや説明文だけでなくセールスコピーを書く人もライターです。自分はセールスコピーの仕事はまったくやらないというライターも多いでしょう。しかし、セールスコピーのコツを学ぶことは、その他のライティングの仕事にも役立つことがあります。そこで、おすすめの本が「禁断のセールスコピーライティング」です。この本の内容とライターに役立つポイントについてご紹介します。

「禁断のセールスコピーライティング」の内容とは？

この本は、セールスコピーライティングのコツを伝授してくれる本です。セールスコピーはマーケティングに欠かせないツールとして多くの企業からの需要があります。セールスコピー一つで売上が変わる可能性があるのですから当然でしょう。

著書の神田昌典さんは作家としても有名ですが、経営コンサルタントでもあります。読書会「リード・フォー・アクション」の発起人で、経営コンサルタントとしても独立して仕事をしている人です。分かりやすい切り口と語りかける文体が人気で、ビジネス書の読者層を拡大したといわれています。

「禁断のDM」の章においては、DMをもらった人がレターを捨てずにいかに開封してもらうかのノウハウについて実例をあげながらわかりやすく紹介しています。また、レターを受け取った人に次の行動を起こさせる工夫についても解説してくれています。「禁断のレター」の章では、ニュースレターの書き方とその効用について書かれています。

さらに「禁断のセールス」の章では、セールスのポイントも理解できるようになっています。基本的にはマーケティング手法の実用書ですが、ビジネスに携わる人であれば参考になる情報が満載の1冊です。ライターとしてもライティングスキルを磨くという目的を持って読めば役に立つ本だといえます。

セールスコピーのコツを学ぶことでライティングスキルはアップする

この本の特徴は、数多くの事例が紹介されていることです。そのため、机上の空論という印象を受けず、説得力があります。単にコツについて説明されている場合では感じることができない、「腑に落ちる」という感覚を持ちながら読み進めることができるでしょう。

セールスコピーに対しては「売り込みのための文章」というイメージを持っている人もいるかもしれません。しかし、「文章で人の心を動かす」ということは、どんなタイプのライティングにも求められることだといえるのではないでしょうか。セールスコピーはこの「人の心を動かす」という点を重視していますので、効果的なセールスコピーが書けるようになれば、ライティングのスキルアップにつながるはずです。

特に印象深かったのは「禁断のDM」の章で、いかにセールスレターを読んでもらうかのノウハウが詰まっています。文章には人の心を動かす効果があるといわれていますが、あらためて文章の持つ力を理解することができるでしょう。全編にわたって著者の実体験と実例が豊富に紹介されており、説得力のある文章になっていますので、セールスコピーのノウハウを吸収するだけでなく、著者のライティングスキルを参考にする、といった読み方をしてみることをおすすめします。

ライターはクライアントや読み手の心理を読むことが大切

ライターとして仕事を続けていこうと考えている人は、他のライターとの差別化を図る必要があるでしょう。そうしなければ「この人にお願いしたい」とクライアントから思われリピート依頼を得ることは難しいといえます。リピート依頼が得られるライターになるためには、クライアントや読み手の心理を読み、その期待に応えられる文章を書けるようになることが近道といえます。

「禁断のセールスコピーライティング」はそんなライターが必要なスキルを磨くための強い味方となってくれるでしょう。ライターとして継続的に仕事を得ていきたいと考えている人は読んでみることをおすすめします。クライアントや読み手の心理を読むためのヒントが得られるはずです。