履歴書でアピール!フリーライターとしての実績を伝えるためには?

履歴書でアピール!フリーライターとしての実績を伝えるためには?

履歴書というと、アルバイトの面接や就職活動のときに書くもので、フリーライターの自分には関係ない…と考える人もいるでしょう。しかし、企業によっては業務委託契約をする際に、履歴書の提出を求めるところもあります。あるいは、フリーライターをしながらアルバイトをする、という人もいるでしょう。そんなとき、フリーライターの場合は職歴欄をどう書けばいいの?と悩んでしまう人もいるかもしれません。そこで今回は、フリーライターとしての履歴書の書き方について、ご紹介します。

職歴欄に「フリーライター」はアリ?

「職歴」というと、一般には「企業で働いた経験」と解釈している人が多いでしょう。そのため「○○株式会社入社」「営業部配属」など、具体的な会社名や職種を記入して、職歴欄を埋める人が多いのではないでしょうか。確かに職歴とは、今まで就いた職業の経歴のことですから、こういったことを書くのは間違ったことではありません。しかし、履歴書を提出させる企業が本当に知りたいことは「どんな組織(会社)に属していたのか?」ということではなく、「今までどんなことをしてきたのか?」ということです。

それを踏まえ「自分の企業にとって役に立つ人材か?」ということを判断しているのです。その点を考えれば、職歴欄にフリーライターと書くことは、価値があることだということがわかるでしょう。会社名や職種が分かれば、その人がどのような知識や経験を持っているのかが推測しやすいですが「フリーライター」と書くこともまた、あなたの人となりを判断する材料となり得るのです。「書いていいの?」と心配して空欄で出してしまっては、せっかくのアピールチャンスを無駄にしてしまいますので、職歴欄には堂々と「フリーライター」と書いておきましょう。

書き方には工夫が必要!

しかし、ただ「フリーライター」と書くだけでは危険です。フリーライターには資格などは必要なく、本人にその意思さえあれば、誰でもなれてしまうものだからです。例え今までに、1度も記事を書いたことがなくても、本人が「私はフリーライターです」とさえ言えば、その人はフリーライターになることができるのです。そのため、ライターとしての自分の実力を伝えたいのなら、それまでの経験や実績も書いておく必要があります。そのときには「○○株式会社より仕事を請け負う」「月に30本ほどの記事を執筆」など、より具体的な数字や名前を書くことで、信頼性がアップします。どんなジャンルの記事を書いているのか、どういうテイストの文章が得意なのか、といったことも書いておけば、ただ実績を報告するだけでなくアピールにも繋がります。ただし、依頼主との間に守秘義務契約を結んでいる場合には、会社名や記事の内容を公表することはできませんので、注意が必要です。

「書く」ことを生業にしているのですから、履歴書だって腕の見せどころです。自分の能力を最大限に発揮し、魅力的に見える履歴書作成を目指してみましょう。「長すぎるかな?」と思っても、興味を惹く内容であれば担当者も最後まで目を通してくれるのではないでしょうか。

伝えきれないことは職務経歴書に

インターネットの発達により「フリーライター」のあり方も多様化しています。人に紹介してもらって依頼主と個人契約を結んでいる人もいれば、サグーワークスのようなクラウドソーシングサイトを利用している人もいるでしょう。個人事業主として事務所を持って開業している人もいれば、パソコンひとつで活動しているという人も決して珍しくありません。ライターとして働くうえでは、このような働き方の違いは大きな問題にはならないでしょうが、履歴書を書くうえではきちんと区別した方が正しい情報が伝わりやすくなります。

クラウドソーシングサイトを使っているのなら、具体的なサイト名を挙げ、サイトに登録している期間や担当した件数を明記しておきましょう。履歴書を見た人がそのサイトを知っているのなら、どのくらいのレベルの文章を書く人なのかなどが判断しやすくなります。履歴書によっては、職歴欄のスペースがあまり大きくないことがありますが、そのときには職歴欄はシンプルにまとめて「職務経歴書」を活用しましょう。職務経歴書は書きたいことを自由に書けるフォーマットであることが多いので、伝えたいことも伝えやすいのではないでしょうか。

どんなチャンスも逃がさない!

普段はあまり縁がないため、履歴書の書き方に自信がない…という人も少なくないでしょう。「履歴書 書き方」とインターネットで調べれば、膨大な量の情報が出てきますので、履歴書を完成させることはそう難しいことではないのかもしれません。しかし、提出を求めてきた企業は、あなたを「ライター」というフィルターを通して見ています。無難な当たり障りのない文章では「ライターなのにこんな文章しか書けないの?」と思われてしまうかもしれません。しかし反対に、思わず読み手が引き込まれるような履歴書が書ければ、あなたのスキルを証明することになります。アピールチャンスを逃さないためにも、履歴書の書き方について知っておいて損はないでしょう。

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みんなの感想文

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  • フリーライターとしての履歴書の書き方を意識したことはありませんでしたので、この記事はとても参考になりました。特に具体的に記載するというところが参考になりました。履歴欄にフリーライターと堂々とかけるという記載に勇気をもらいました。
  • フリーライターは履歴書には書けないものだと無条件で思い込んでいたのですが、表現の仕方によっては大きな武器にもなるんだな、と感じました。フリーライターでどのようなことをしてきたのかをしっかりと伝えることが大切だと思います。
  • 履歴書に「フリーライター」と書くという選択肢があると思っていませんでした。確かに書き方をしっかり考えれば、希望職種によっては十分にアピールできると思いました。ただ記事にある通り、誰でも名乗ることのできる職業なので、実績のアピールの仕方はかなり工夫が必要だと思います。
  • フリーライターを履歴書に書いてアピールするなんてことを今まで考えもしませんでした。今回の記事を読んでどのように履歴書に書き加えると印象が良くなるかというのもわかりましたし、今後アルバイトや就職のときにはフリーライターとして活躍したことを書き加えるのもいいかもしれないと思いました。
  • フリーライターとしての経歴をどのようにアピールすれば良いのかが理解できる記事です。就活する際にフリーライターとしての経験が生かされるのか分かりませんでしたが、どのように取り組んできたのかをアピールすれば良いことが分かりました。
  • 履歴書を書く機会があったら、ぜひ参考にしたいと思うことばかりで、大変勉強になりました。私は履歴書を書く機会があるかもしれない、ということすら頭になかったので、どのような記事を書いたのか、また月に何本くらい書いたのかなど、自分でもしっかりと記録しておこうと思いました。
  • フリーライターが履歴書の職歴欄に書く事ができるのは知らなかったです。ただ、現在はフリーライターも世間的に知れ渡っているので、書いていてもそこまで違和感はないかもしれません。書き方には工夫が必要ですが、自分のスキルを証明するアピールポイントになるのがよくわかりましたね。
  • わたしは専業主婦なので、履歴書を書くことに全く縁がなく、正直自信も失っていました。でもいつかは履歴書を書くようになりたいと思っていたんです。ライターとしてどこまでできるかわかりませんが、今回の記事を参考にしっかり自分をアピールできるようになりたいです。
  • ライターとして履歴書をアピールできるクオリティのものに仕上げるには、工夫と文章力が必要だということが分かりました。また、企業に勤めていた期間だけでなく、フリーライターとして活動した期間も書きかた次第で大きなアピールポイントとなりえると知ることができました。
  • フリーライターが履歴書を書く必要に迫られる機会は少ないのでしょうが、ゼロとは言えません。そのため、企業名や内容などは公表できない、逆に月に何本の記事を納品していたかはアピールになるなど、書き方のコツに触れているのでとても参考になりました。
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