ライター経験者がさらなるスキルアップをするための3つのコツ

ライター経験者がさらなるスキルアップをするための3つのコツ

記事を書けば書くほどに経験を積んでいき、知識量やボキャブラリー、言い回しのパターンも自然と増えていくのがライター業のメリットですが、既にある程度の経験者ともなれば、初心者から上級者になるまでの成長速度とは異なり、停滞してくる可能性もあります。特に、ずっと同じような案件、あるいは同じジャンルの仕事を長期に渡って坦々とこなしていく場合は、慣れによって自分自身のライターとしての成長を完全にストップさせてしまう可能性もあるので、注意しなければなりません。そこで、ライター経験者が初心を忘れることなく、さらなるスキルアップをするためのコツについてご紹介します。

手を出さなかったジャンルにも挑戦!活動の幅を広げる

執筆する記事に、得意ジャンルと苦手ジャンルがあると、効率的に稼ぐためなら多くの方はどうしても前者のほうを優先してしまいがちです。確かにそのほうが収入アップにはつながりやすいといえますし、得意な分野や自分が詳しい分野の仕事なら、より専門性の高い上質な記事に仕上げることができるでしょう。

しかし、さらなるスキルアップをしたいと考えているのなら、苦手なジャンルの記事にずっと手をつけないまま、というのは非常にもったいないことです。もしかしたら、苦手としているジャンルのほうで、より好条件の仕事が転がっているかもしれませんし、それをきっかけに自らの生活や人生に役立てられるような知識を得られることもあるかもしれません。そういったチャンスを逃さないためにも、余力がある時には苦手ジャンルの執筆にも積極的に取り組むようにするといいでしょう。苦手を克服すれば活動の幅を広げることができますし、その分だけライターとしての実力も認められていくものです。また、苦手ジャンルに挑戦するという、新たな取り組みをすることによって、いい刺激にもなるでしょう。ライターとしての活動期間は長いけれど、執筆したことがないジャンルがあれば、挑戦してみることをおすすめします。

常にアンテナを張る!新しい情報はいち早くキャッチする

情報社会の昨今では、新しい情報が日々飛び交っています。毎日必ずといっていいほど、事件や芸能関連、経済や政治に至るまで、さまざまな分野でいろいろな出来事が起こり、ニュースとして報道され、そしてwebサイト上で記事になっているのです。だからこそ、ライターなら常にアンテナを張り巡らし、新しい情報についてはいち早くキャッチしたほうが仕事にも役立つことは多いでしょう。よく携わっている、あるいはこれから挑戦しようと考えているジャンルに関する新しいニュースには、特に敏感になっておいたほうが、読者が知りたくなるような情報を盛り込める、有意義な記事づくりができるようになります。

法律や医療などは特にデリケートな分野ですから、執筆する記事がきちんと事実に基づいているのかは特に重要です。法律が新しく改正されていないか、治療を受ける患者に何か新しい待遇措置があるのではないかなどを踏まえたうえで、記事を書く必要があります。しかし、新しい情報を全て把握しきるというのはなかなか難しいことですから、実際に記事の執筆に取りかかる前に、情報収集をきっちりと行って不備がないか確認するのがポイントとなるでしょう。キャッチした情報を自分自身の知識として吸収していけば、ライターとしてのスキルをさらに上げていくことも可能です。

文章の試行錯誤を忘れない!新しい書き方を探求し続ける

どのような分野で書いていくのかにもよりますが、文章の書き方は1通りというわけではありません。「です」や「ます」といった敬語指定の記事を執筆する場合、敬語がきちんと使えていること、全体を通して読みやすくなっていることというのは大前提です。しかし、ライター経験者としてさらにスキルアップを目指すのなら、それ以上の質を目指す必要があるといえるでしょう。読みやすさだけではなく、魅力のある言い回しやキャッチーなフレーズを使った文章は、記事の独自性を高めてくれます。一般的なコラム記事やキュレーション記事の場合、ブログや日記とは異なるので個性の主張が激しく感じられる文章は、逆に敬遠されてしまうこともあります。

しかし、許容される範囲内でオリジナリティのある文章を試行錯誤しながら作っていくことも、ライターにとっては大切なことです。そうした工夫を凝らすことで、読者は惹き付けられていきますし、執筆を手がけた記事を「また読みたい」と思ってもらえることにもつながります。クライアントの要望に応えるだけではなく、試行錯誤を重ねながら新しい書き方を探求し続け、読者の役に立つような記事作成をしていくことが、ライター経験者からプロのライターになるためには欠かせないステップなのです。

何より大切なのは向上心!やる気を持って新しいことにチャレンジし続ける

ライター経験者がスキルアップをするためのコツは、このようにいろいろとありますが、どのポイントにも共通しているのは「向上心を持って取り組み続ける」ということです。もっとスキルアップしたいという気持ちがあるのなら、チャレンジ精神を持って、記事に工夫を凝らしてみたり、新しいことをやってみたりといった行動を起こすようにしましょう。ライターは小説家とは異なり、一般的には書けない圧倒的な文才や発想力がなければならないというわけではありません。一生懸命に考え、試行錯誤を重ねていくことは、必ずライターの糧になります。新しい経験を重ね続けていくこと、情報収集の努力を忘れないことを意識して活動していけば、ライターとして成長し続けていくことができるでしょう。

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みんなの感想文

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  • 正しい書き方と言う基本的な事への意識が薄く語尾だけ意識していたりするので気を付けたいと感じました。また苦手や分野や知らない知識はスルーしていましたが、これからは挑戦してこなせる範囲を広げる努力も必要だと感じました。
  • ライターとして経験を積むと同時に、苦手分野にも取り組んでいくことも大切なんだと痛感しました。ついつい書きやすい分野ばかり選びがちになっていたので、苦手な分野もこれから挑戦して書いてみようという意欲が湧きました。
  • 確かに、今までライターの仕事で、自分の得意分野にしかほとんど挑戦してこなかったなと思いました。新しい分野に挑戦することは大変ですが、それにより新しい発見は必ずあるし、自分の得意分野を広げることにもつながるので、今後はもっとたくさんの分野に目を向けていきたいと思いました。
  • ライターとしてのスキルを上げたいですがなかなか難しいことだと思っていました。ですが、苦手なジャンルにも挑戦する、常に情報をキャッチしようとする、新しい書き方を求め続ける。この3つを意識すればスキルアップに繋がるとわかりました。
  • ウェブライター業をするにあたって、自分の得意な分野にしか挑んでいない部分があったので、新しい可能性を試す意味でも今後は様々な案件にチャレンジしたいなと思いました。案件によっては運営側からアドバイスしてくれることもあるようなので、積極的に受け入れたいです。
  • ついつい苦手な題材は敬遠してしまいがちなので、鋭い指摘だったと思います。アンテナの重要性もよくわかりましたし、これからもっと情報吸収に勤しもうと感じさせられました。「です」「ます」を交互に……で済ませてしまいがちな自分のくせにも気づくことができました。
  • この記事にあるように、得意ジャンルである程度経験を積んだら、執筆したことのないジャンルに挑戦してみるというのは効果的な方法だと思います。そこから新たな発見をすることで、さらに得意な分野でも活かせるものが見つかるかもしれません。
  • 自分にとって書きやすいテーマばかり選んで書いてしまいます。でもスキルアップするには、それじゃあダメですよね。色々な文章を書けるからこそ、ライターとして成り立っているんですよね。ついつい同じ書き方にもなってしまうので、気を付けようと思います。
  • ライターのスキルアップには向上心がやはり大切で、食わず嫌いしないで様々な情報や文章に触れあっていきたいなと思いました。プロのライターさんも最初は試行錯誤していたとしり安心したし、自分も見習って今後より一層頑張りたいです。
  • 常にアンテナを張るというアドバイスは自分は新しい情報に疎いので、今後見直したいポイントだなと思いました。話題のニュースなどに敏感になって有意義な記事が書けるように情報の収集を欠かさずに努力していきたいです。
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