読みやすい文章の書き方が知りたい!現役ライターが実践している書き方のコツは?
ライターの仕事をするには、読みやすい文章の書き方が必要不可欠ですが、漠然とただ読みやすくといわれても一体どんな風に書いたらいいのか、わからないものですよね。しかし、ポイントさえしっかり押さえて執筆すれば、格段にいい記事を書くことは十分にできます。日本在住の日本人なら通常、普段から日本語を使って生活をしていますから、日本語でいい文章を書くことは特別な才能がなくても可能です。文章にするうえでどんな書き方を意識すれば、より読みやすい記事へと仕上げられるのか、基本的な要点についてまとめました。
誤字脱字なしは鉄則!同じ要点の繰り返しも絶対NG!
読みやすい文章にする基本中の基本ですが、全体を通して誤字脱字がないきれいな記事にすることが大切です。間違いだらけの文章は、読んでいて気持ちがいいものではないですし、読み手の集中力を阻害させる危険なものともいえます。人によっては読んでいてイライラしてしまう、あるいは読むのを止めてしまうということもあるでしょう。特に、専門的な知識や最新情報についてまとめた記事の場合、信用問題にもつながりかねません。誤字脱字が目立つと、本当に信用できる情報なのか疑わしく感じられてしまうものです。
ほかにも、記事作成の基本として欠かせないのは、冗長表現を避けることが挙げられます。簡単にいえば、無駄の多い文章のことです。長文の記事を書く際にありがちなのですが、書くべき内容が思いつかなくて、わざわざ遠回しな表現をしたり、言い回しを変えただけで全く同じことを何度も繰り返したりすることを指します。これも読み手にとってはストレスですし、冗長表現が多いと、その記事が伝えたいこともあやふやになってしまうので注意しましょう。また、語尾の使い方にも注意です。例えば「~です。」という文章が連続で何回も続くと、幼稚園児の日記のような稚拙な印象を与えます。すっきりと読みやすい文章にするには、バリエーションに富んだ語尾の使い方を意識していきましょう。
段落や見出しできれいに分ける!それぞれの主張もはっきりと!
クライアントからの細かな指定があれば、それに準じて書くのが定石ですが、比較的自由な形式で記事を執筆する場合、意識すべきなのは段落や見出しの使用です。800文字や1,000文字以上といった長文記事だと、段落分けをしないと読みづらくなってしまいます。5,000文字や10,000文字規模の記事であればなおさらです。説明文やコラム記事なら、目安としては大体200文字や300文字くらいで改行すると読みやすいでしょう。
また、ただ文字数を基準に改行するのではなく、段落毎に触れたい内容や主張したいことを変えていくのが望ましいです。それぞれの段落毎に伝えたいことがまとまっていれば、自然と記事全体がまとまりのある文章に見えます。主張やテーマの方向性が完全に異なってくるようであれば、見出しを使って分けるのもひとつの手段です。見出しがあれば、その項目で伝えたいことが明確になりますし、記事全体ではなく、1部だけ厳選して読みたい読者にとっては大いに役立ちます。見出しタイトルにキャッチーなフレーズや、需要のありそうな言葉を盛り込むなどの工夫をすれば、読者を増やす効果も見込めるでしょう。このように記事の構成を考えた記事づくりをすることも、読みやすい文章の書き方には欠かせないポイントなのです。
想定読者は中学生くらい!?難し過ぎる常用外漢字は使わない!
例を挙げるなら、メタボに関する記事なら大体30代から50代の男性、婚活に関する記事なら20代から30代の男女など、記事のテーマによってターゲットとしている読者層は異なります。しかし、どんな層がターゲットであったとしても、文章作成をする際に共通している重要なポイントは、読みやすい文章にすることです。想定読者は年齢が上の層であったとしても、中学生でも読めるような文章を常に心がけてみてください。つまり、文章を難しくし過ぎないことが重要です。難しい言い回しをし過ぎないように気をつけるのはもちろんですが、常用外漢字の使用は特に控えたほうがいいでしょう。普段の生活やビジネスシーンでも使わないような馴染みのない漢字は、堅苦しさを感じさせますし、読者から記事に対する親近感を奪います。下手をすれば、いっていることが全く通じない、なんてこともあり得るでしょう。
専門的な知識を持っていないと理解できないような難しいことを説明文やコラムを取り入れるのなら、一般的に理解しやすい構成に組み替えたオリジナル文章にすると、読者のことを考えた丁寧な記事としての評価は高くなります。読者の目線に立ってみて、どうしたらわかりやすい文章になるのかを考えながら、執筆作業にあたるようにしましょう。
推敲を重ねればいくらでも読みやすい文章になる!
読みやすい文章の書き方として、基本的なポイントは数多くありますが、ひとつひとつは決して難しいことではありません。特別なスキルがなくても、ポイントに注意しながら丁寧な執筆作業を心がけていれば、誰にでも書くことは可能です。推敲を重ねていけば、言い回しのバリエーションが増えますし、使えるボキャブラリーも豊富になっていきます。記事をどんどん書いていくうちに「こういう言い方にしたほうが読みやすそう」という発見もできるようになるでしょう。努力して考えた分だけ、いくらでも読みやすい文章にすることはできます。最初から完璧に読みやすい文章を書くことはなかなか難しいですから、少しずつ勉強しながら執筆作業に取り組んでみてはいかがでしょうか。
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みんなの感想文
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- 読みやすい文章にするには誤字脱字に気を付け無駄の多い文章にならないようにするのがポイントとのことなので、そうならないように記事を読み返すなどして気を付けたいです。またバリエーションに富んだ語尾の使い分けができるように意識して書いてみようと思います。
- 記事を作成するにあたって気を付けなければならないことが非常によく分かる記事でした。誰にとっても読みやすいと思わせる記事を作成する為には基本的なことはもちろん、分かりやすいように言い方を変えることも必要なことが分かりました。積み重ねによって徐々に読みやすい記事を書くのも無理なことではありませんね。
- 自分で記事を作成している時に同じ語尾が続いてるな、もう少し簡潔に表現できるけど文字数が足りないなと思うことが実際何度かありました。使える語彙数を増やしたり、推敲を何度も繰り返すなどして読みやすい文章を書けるようにしたいと思います。
- 普段から気を付けていることも多くありましたが、一部とても印象に残る部分がありました。たとえ高めの年齢層であろうと難しすぎる感じは使わず、読み手は中学生くらいであると想定して書こうという部分です。あまり意識せず難しい漢字を使っていたので、その点に注意を払いたいと思います。
- 読みやすい文章を書くように心がけているのですが、なかなか上手くいきません。ついつい難しい漢字や言い回しにしてしまいます。これからは、読む人のことを第一に考え読みやすい文章が書けるように頑張ろうと思います。
- ブログを書いているのですが、たまに読みにくいという意見があるため、読みやすい文章の作り方に悩んでいました。この記事で参考になったのは難しい言葉を使わないという点です。誰にでも理解できる優しい文章にすることを心がけようと思います。
- わかりやすい記事を作成するにあたっての知識を得ることができました。自分が書きやすいように書くのではなく、読む人のことを考えて記事を作成するという基本的なことを忘れていたのでとても参考になってよかったです。
- ライティング初心者です。わかりやすい記事で参考になりました。まず、冗長表現については、文字数を稼ぐためについついやりがちなので、気を付けようと思いました。また、文字数の多い仕事は懸念していましたが、この記事を読んで、段落わけをすればいいとわかったので、今度意識してみます。
- 読みやすい文章はどのようなものなのか、これはなかなかわからないものだったのですが、誤字脱字はもちろんご法度であり、さらに同じ要点を繰り返して書くこともいけないことがわかりました。記事作成には大切なところと認識できました。
- 初心者ライターですが、今後文章を書く上で常に心掛けなければいけないことがまとめられていてよかったです。ただ、見出しがすばらしく、本文を読まなくても大体見出しで内容が分かったので、本文がやや長く感じました。