経験者が語る、スムーズなライターのなり方を考える

この記事では「ライターのなり方」を、筆者の経験を踏まえて考えたいと思います。ライターはほかの職業と異なり「ライターになる」と宣言したその日から「ライター」と名乗れます。しかし、せっかくライターになるなら、スムーズなスタートを切りたいですよね。そこで「ライターのなり方」だけでなく、その後の成功につながるスムーズなスタートを切れるコツを伝授します。この記事を読めば、ライターのスタートダッシュに成功するでしょう。

自分の専門分野から入るのがおすすめ

先ほども書いたとおり「ライター」と名乗れば、その日からライターになることができます。実際、インターネットの世界を覗くと、多くの案件が見つかるはずです。問題は、三日坊主に終わらずにライターとして活動を続けることです。最初のうちは、自分の興味とは関係のない記事を書き続けるのは、想像以上に苦痛に感じます。その苦痛に耐えかねて、ライターを諦める人が多いのです。そこで、おすすめのやり方は自分の興味のある分野に関連するメディアで執筆することです。

例えば、旅行が好きな人でしたら、旅行をメインとしたwebメディアで執筆するといいでしょう。経験が必要な案件もありますが、実際には未経験者でもライターを応募しているメディアは少なくありません。自分の興味のあるメディアで執筆するメリットは、楽しく書けることはもちろん、人脈が築きやすいことが挙げられます。メディアの担当者に直接会うことで、新たなビジネスチャンスが生まれるかもしれません。ライターになりたての頃は、あまり報酬を気にしないようにしましょう。したがって、本業を持ちながら副業としてライター活動を始めることをおすすめします。

文章を書くことに慣れてきたら

自分の興味のあるメディアで「書く」ことに慣れてきたら、クラウドソーシングに登録して仕事の幅を広げてみましょう。ここで、メディアで執筆した記事を実績として載せておくと、クライアントから依頼される可能性がグッとアップします。クラウドソーシング上でもさまざまな案件がありますが、ここでも重視すべきは関心が持てる案件です。その案件において、良質な記事を書き続ければ、単価がアップするなど、さまざまな特典があります。なお、クラウドソーシングで仕事を探す場合には、単価をチェックすることも大切です。あまりにも単価が安い場合は作業時間が無駄になりますし、ライターとしての実績を積むのに苦戦します。

そして、ライターを目指すのであれば、自分のブログを用意しましょう。ブログは「ライターとしての自分」を世の中に宣伝してくれる、頼もしいアイテムです。ブログは必ず無料ブログではなく、ワードプレスを使った本格的なブログを作成することがコツです。そして、ブログに自分が興味を持っている分野に関する記事を投稿します。そうすることで、ライターを探しているクライアントからヘッドハンティングされる可能性が高まるからです。もちろん、ライターとしての自己紹介のページを作成することも忘れずに。

ライターといってもスタイルはさまざま

クラウドソーシングなどを通じて、ライターとしての実績を積むことができたら、今後の進路を考えるのもいいでしょう。「ライター」といっても、さまざまなスタイルがあります。一般的なのは、普段は会社で働きながら、休日は副業としてライター活動に勤しむパターンです。ただし、この場合は会社が副業を禁止していないか、チェックする必要があります。また、女性の方ですと、子育ての合間にライターをする方も多いです。本格的にライターになりたい方は、専属のライターとして企業に就職するのもいいでしょう。実際に転職サイトを開くと、東京を中心に正社員でライターを募集している会社があります。ただし、正社員のライターはそれなりの実績が求められますから、きちんと準備をしたうえで応募されることをおすすめします。

ある程度の収入がある方でしたら、個人事業主として独立するパターンもあります。ただし、専業ライターになったからといって、ライターでの収入が倍増するわけではありません。ある程度の見通しがつき、家族の承諾を得てから独立を考えるといいでしょう。なお、ライターの仕事に関連するお金は、全て経費として確定申告時に計上することができます。

ライターは「書く」だけに留まらない

ライターは誰でもなれる職業なので、強みがないと埋没する可能性があります。ライターとして書き続けることも大切ですが、自分の強みを磨き続けることも重要です。ライティングのスキルを向上させることはもちろん、自分の専門分野を常に勉強することが求められます。もし、専門分野に秀でることができたら、高単価の案件も獲得できますし、ライター以外の仕事が依頼されることもあります。ライターはただ「書く」作業だけに留まらず、さまざまな仕事にチャレンジできる魅力的な職業なのです。重宝されるライターになるためにも、この記事を参考にしてスタートダッシュを成功させましょう。