ライターになるために!絶対に欠かせない基本の三箇条!

ライターになるために!絶対に欠かせない基本の三箇条!

ライターになることを決意して文章作成に日々奮闘している方、あるいは既にライターとして仕事をしている方でも、文章力上達のために悩んでいることはないでしょうか。

文章力を今以上に向上できれば仕事の幅が広がり、結果的に収入アップを見込めますよね。そこで、今回は文章力上達に欠かせない基本のポイントをご紹介します。

とにかく読む!

文章力向上のために、まず必要なのは他人が書いた文章をよく読むことです。他人が書いた文章というのは、自分の中にはない表現方法を用いて執筆されていたり、自分とは違った角度から物事を見て執筆していたりしますから、新たな気付きが生まれる可能性があるのです。とはいえ、どのような内容の文章でも読めばいいというわけではありません。

たとえば、何処の誰が書いたか分からないようなブログ記事を参考にする習慣を身につけてしまうと、文章力の向上どころか間違った情報をインプットしてしまうおそれもあります。執筆業を生業にしているプロならまだしも、素人が素性を隠して書いているブログ記事を読み漁るのはおすすめできるものではありません。

そこで注目したいのが新聞です。文章を書く目的は相手に何かを伝えることだと思いますので、その目的を達成するには毎日発刊されて不特定多数に向けて日々の出来事を伝えている新聞を読むことが適しています。新聞を作る作業は、限られた文字数の中で客観的事実を読み手に伝えるものですから、大枠で捉えるとライターが行う作業と同じもの。

新聞紙面を構成する文章はプロの手によって行われていますし、文法が正しいため読みやすく内容が頭に入りやすいもの。このような点から、文章力向上のための読み物としては新聞が適していますから、できる限り読むクセをつけましょう。

読んだら書く!

文章力上達のために、どんなに新聞を読んでもそこで止まっていては上達した気分になっているだけ。本当に文章力を上達させるには、自分で書かなければなりません。いわゆるインプットとアウトプットというやつです。新聞を読んで文章の組み立て方や表現方法の理解ができたら、実際に執筆してみましょう。

書き方はとにかくスピードを上げて書き上げる方法と、じっくりと考えて文の繋がりを意識して読み返しながら書き上げる方法がありますが、インプット後のアウトプットとしては前者のほうがいいでしょう。この段階では、あれこれと考えるよりも自分の理解度を試す意味のほうが強いので、ひたすら書いた後で一呼吸置くか翌日に読み返してみるといいでしょう。

書く作業に慣れないうちは原文をベースに書き進める方が多くいますが、これは一歩間違えば盗用になってしまいます。たとえ悪気はないとしても、他人が書いた文章をコピーするのは絶対にNGです。最終的な結論は同じだとしても、その内容は自分の中で噛み砕きオリジナルの文章で作成するクセを身につけましょう。

深く深く考える!

とにかく新聞の記事を読み漁り、実際に書くという作業の後は考えて改善する段階です。読み返した結果、改善点が少なからず見つかるはずで、もしも何も見つからない場合はしっかりインプットできているのかもしれませんが、読み込みが足りない可能性のほうが高いです。

そこで、次のステップは自分が書いた文章の検証と改善を行います。検証と改善を無視していては、決して文章力の向上は見込めないと言っても過言ではありません。ただ文章を書き連ねるだけなら誰にでもできますが、ライターとして収入を得るという点では単に文書を書くだけではダメで、自分で書いた文章を読み返し、その中から改善点を見つけて次の文章作成につなげることが大切です。

この流れは、いわゆるPDCAサイクルというもので、計画(Plan)・行動(Do)・検証(Check)・改善(Action)で構成されます。文章力上達のために、読むことと書くことを計画して実際に行動した結果、どんな文章になってどのような改善点を見つけられたのかという点に気付き、次の計画と行動に進む流れを作ることが文章の上達につながるのです。

また、検証と改善で気をつけたいのは『読みやすい文章か?』『読者の共感を得られる表現か?』の2点です。どちらも伴っていなければ、最後まで読み進めてもらうのは難しいでしょう。

私の今回の記事は、比較的強い語調でライティングしましたので、見る人によっては共感できず嫌悪感を抱くかもしれません。しかし、ライターとして活躍するためには文章力の向上は必要不可欠だと思いますので、あえて強い調子で書いてみました。

多くの場合、読者に共感を得られる文章作成ができることでライター業の道は開けると思うので『読みやすく共感を得られる内容になっているか?』を常に自問自答しながら文章を作成しましょう。

こぶたのまとめ

  • 文章力上達にはインプットとアウトプットの繰り返しを!
  • PDCAサイクルを回すことが文章力上達に欠かせない!
  • 読みやすく共感を得られやすい文章を意識して!

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みんなの感想文

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  • ライターにもっとも必要な文章力の身につけ方のコツが詳しく書かれていてわかりやすかったです。また、それとは逆に間違ったやり方も書いてあったので自分の取り組み方と比べ参考になりました。専門的な単語の説明も新たな知識となりました。
  • 将来的にライターになって生活してきたいと思っていたので非常に役に立ちました。特に、文章を書く際にはまず読むことが大切だ、というのは非常に驚きました。何と書く文章の書き方の方が大切に思えるのですが、文章を書く前提として知識がなければならないのですね。
  • プロのライターになるためには1回1回のインプットとアウトプットを大切にしていきたいなと思いました。PDCAサイクルという手法は初めて知ったのですが、とても分かりやすく今後自分の文章のテクニックとして取り入れていきたいです。
  • 自分も原文ベースで書き込んでしまう事がままあり、気を付けなければいけないなと感じました。またインプットからアウトプットまでの流れの話の中で、読み込みが足りない可能性が高いという一文がありましたが、それにも共感しました。
  • ライターは書く仕事ですが、書くためには読まなければならない、というのが中々興味深かったです。また、読んだら書く、ともありましたが、読んだものをどうやって自分なりの文章に変化させていくかを意識しながら書くかが重要だと思いました。
  • ライターとして文章力を向上させるために絶対に欠かせない基本の三箇条をとても分かりやすく説明してあって良かったと思います。他人が書いた文章をとにかく読み、読むだけでなく書く作業もあわせて行っていきたいと思っています。
  • 私自身も在宅の仕事をする中で、ライティングの作業が苦手な分野となっています。文章校正のコツやポイントを考えるだけで時間が経っている状態です。この記事を読んで、文章を読み込む事の大切さと、PDCAサイクルの活用の仕方が明確になりました。文章作成の改善のきっかけとなる記事で参考になりました。
  • 幅広い分野の知識を収集するために、できるだけ本や雑誌を読むようにしていましたが、「深く考える」というのは正直ほとんどやっていませんでした。本で得た知識を自分の血や肉とするには、深く考えることが重要なんですね。
  • 文章力の向上のためには、まず新聞を読むことというのは、参考になりました。読んだら書き、そして考えて改善することが大切というのも、共感できます。さらに最後の「あえて強い調子で書いてみました」というのも、なるほどと思います。上手な文章だと感じました。
  • PDCAサイクルという言葉自体を知らなかったので、ライターとしてだけでなく全てに当てはまる事として役に立ちました。ひとつの作業で完結するのではなく、その経験を次に活かしていく姿勢が大切なんですよね。書き上げて終わりのライティングではなく、読み返し自問自答を繰り返すよう心がけたいです。
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