40代のライターがパソコン選びの際に気をつけること

パソコンやインターネットがマニアや専門職の枠を越え、一般に普及し始めたのはwindow95が発売されてからです。そして、完全に定着したのは2000年以降の話になります。
したがって、今の40代というのはパソコンに対しては微妙に馴染みの薄い世代なのです。

大人になってから初めてパソコンを手にしたという人が多くを占めます。それを考えた場合、気になるのは、その世代のライターが、果たして適切なパソコンを選んでいるのかどうかです。
パソコンはライターの大事な商売道具ですから選択の良し悪しは仕事の効率にも大きく関わってきます。そこで、ライターにとってより良いパソコンとはどのようなものかをまとめてみました。

効率よく記事を書くには持ち運びができるノートパソコンが一番

まず、パソコンを探す場合、重要な要素になるのが自分のライフスタイルです。
別に本業を持っている場合、ライターをするのはなかなか大変です。特に、40代ともなれば仕事が一番充実している時期なので副業の時間を捻出するのには苦労します。

大切なのは時間の合間をうまく利用していかに多くの記事を書きあげるかです。
そうなると、持ち運びができて、場所を問わずに作業ができるノートパソコンがおすすめということになります。付属品も含めて総重量が1.5kg以下のものであれば、移動の際もさほど負担にはならないでしょう。さらに、SIMフリーのパソコンであれば、インターネットにも素早く繋げることが出来、仕事の効率も違ってきます。

また、副業としてではなく、ライター1本で仕事をしている人でも取材などで頻繁に外に出ているのであれば、同じ理由でノートパソコンを選ぶべきでしょう。確かに、同じ価格ならデスクチップの方が高性能という側面はありますが、記事を書くだけであれば、お手頃価格のノートパソコンでも性能は十分です。

タブレットではノートパソコンの代用品にならない理由

それならば、タブレットの方がよいのではないかという意見もあるかもしれません。
確かに、タブレットはノートパソコンよりも軽量ですし、何より、電源を入れてからの起動が早く、インターネットへの接続も迅速です。
しかも、充電をしなくても丸1日起動し続けることができるという捨てがたい魅力もあります。

しかし、それでも、ライターにタブレットはおすすめできません。それはキーボードがないからです。もちろん、画面上に表示されるタッチキーボードで文字入力はできますし、後付けでキーボードを取りつけることも可能です。しかし、使い勝手という点ではどうしてもノートパソコンには劣ります。

ライターはスピードが命ですから現時点ではタブレットは候補から外した方が無難でしょう。

より効率よく文章を書くためのツール選び

以上のようなことを検討した結果、購入するパソコンが決まったとしましょう。
しかし、他にも確認しなければならないことがあります。
それは、パソコンの中に必要なツールが入っているかどうかです。特に、wordはライターをする上で必須のソフトだと言えます。これを使わずにパソコンの基本機能だけで文章を書くのは大変非効率です。Excelも仕事の内容によっては必須となるツールなどでこのふたつは外すことはできません。

そして、より効率よく記事を書こうと思えば、文字数や段落数を数えてくれる文字カウントツールや誤字・脱字、あるいは表現の揺らぎまでもチェックしてくれる文章支援校正ツールもあった方が便利でしょう。これらの機能はwordにも備わっていますが、より文章をスムーズに書こうと思えば、少しでも性能を高いツールを活用すべきです。ネット上にはそうした機能を持つ無料ツールがいくつもありますので一度試してみることをおすすめします。

さらに、誤変換も素早く文章を書く上での障害のひとつです。パソコンには元々、かな漢字変換システムが搭載されていますので日本語の文章を書くことは難なくできます。しかし、変換の精度はあまり高くないのが現状です。ところが、より精度の高いツールを使えば、ストレスを感じることなしに素早く記事を書きあげることができます。ただ、このツールは有料なものがほとんどです。それでも、ライターとして高みを目指すのであれば、ぜひほしい機能だと言えます。

ライターとしてのレベルを上げるにパソコンにもこだわりを持とう

以上は、ライターがパソコンを探す際の主要なポイントですが、他にも上手く利用することで快適に記事が書けることができる機能は多々あります。
40代以上の世代になるとどうしてもその辺りの意識が抜け落ちており、表面上の機能だけを使ってことを済ましてしまう傾向が強いのです。
しかし、これから稼いでいこうとするならば、自分の使う道具に興味を持つことも必要になってきます。

ライターとしてレベルを上げるためにも、パソコンというものがいかなるもであるかを今一度学習し直してみるのもよいのではないでしょうか。