ライター生活3年半で培った文章力について考える
webライターの仕事は文章を書けば書くほどスキルアップできる仕事だと言えます。しかし本当にただ書いているだけで文章力は上がるのでしょうか。自分の場合ライター歴はおよそ3年半になりますが、いろいろ経験したおかげでだいぶ文章力が上がった気もします。今日は「経験を積めば文章力は上がるのか?」、これについて考えていきましょう。
ただ何となく書いているだけでも文章力アップはするけれど…!?
私の場合、webライターになったのは「お小遣い稼ぎ」のためでした。月に1,000円でも稼ぐことができればラッキー、そう考えてはじめは誰でもできるアンケートの仕事やとても短い文章しか書いていませんでした。そのためお金がもらえれば良いので、文章力を上げるとか効率アップを図るといったことには興味がなかったのです。
それでも書いていくうちに「文末表現に気を付ける」とか「支離滅裂にならないようにする」など、無意識のうちに文章力をつけていたと思います。それが徐々に稼げることに繋がり、だんだんともっと稼ぎたいという欲が出てきました。そのためには不採用にならないよう、意識して文章力を上げる必要が出てきました。こうなるとただ文章を書くだけではなく、どうすれば良い文章が書けるのか常に気を付けることになります。私はこの辺りから本格的に文章力がアップすることになりました。ただ何となく文字を書くよりも、文章力を上げるためにはどうすれば良いのか、それを考えながら書いた方が文章力は上がると言えます。
目標金額を設定=文章力が身につく!
ライターとしてもっと稼ぎたいという欲求は、具体的な月額目標にもなります。例えば月額5万円稼ぎたい、ライターをする日は週3日、と決めていた私は、そのためには1日約4,000円を稼ぐ必要がありました。これは自分にとって結構大変な金額でした。まずは文章を打ち込むスピードを上げる必要がある。そして与えられた記事を仕上げる時間も短縮しなくてはならない。これには色々なことを考えながら作業をする必要がありました。どうすれば記事の情報収集を早くできるのか、段落分けをするコツを覚えるにはどうすれば良いのか。ただ考えながら文章を書くだけではなく、この「こぶたのまとめ」の記事を読んだり、プロのライターさんのブログを読んだりもしました。ただひたすら文章を書くことも文章力を上げることになりますが、目標金額を設定し、それに近づくにはどうすれば良いのか情報収集することも文章力を上げることにつながります。
途中で読み返す、最後に読み返すがポイント
こうしてさまざまな情報を収集しながらライターを続けた結果、今では目標金額を超えるようになりました。なかなか同業者の人と会ったり相談したりすることができない仕事だからこそ、自分で文章力を上げるための情報を収集することは大切だと思います。また多くの記事を書いて稼いできましたが、同時に多くの記事が不採用になってきたのも事実です。これは最近気づいたことですが、不採用になった記事の多くが私の場合「読み返し」をしていませんでした。一行の記事を書いたらおかしいところはないか読み返す。段落ができたら読み返す。最後まで書き終わったら最初から読み返す。こうした作業をきちんとした記事は多くの場合採用されます。
しかし眠いから、時間がないからといって読み返しの作業をしなかった場合、何かしらおかしい文章なので返されることが多いのです。これは3年半かかって気づいたことであり、こうした気付きも文章力が上がった証拠と言えるでしょう。これからもこうした発見はあり、文章力に終点はなく、経験を積むことでまだまだ伸びると言えそうです。
こぶたのまとめ
- 文章力をあげるためにはどうすべきか、考えながら記事を書こう
- 他の人の文章やアドバイスを収集することも大切
- 文章力アップの終点はナシ、経験を積んでどんどん文章力をアップさせよう
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みんなの感想文
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- 私も文章を上手く書けるようになりたいと考えているのですが、とにかく書いてみるということは大事だと思いました。またその書くという動機にお金であることはそれなりに良い効果が生むかもしれないなと思いました。
- まず3年もライティングを続けるなんてすごいな、と感じました。私もライティングをやっていますが、まだまだ駆け出しなので頑張りたいです。また3年もやっていたということから、非常に説得力がありました。このアドバイスを信じて私も頑張ります。
- ライティングを行う上で記事を読み返すことで不採用を防げることが分かって勉強になりました。まだまだ初心者なので時間に追われてしまい読み返す余裕がない時もありますが、余裕がある時はなるべく読み返しをして承認率をアップできるように頑張りたいです。
- 文章力のアップが稼げることにつながり、はたまた目標金額の設定が文章力のアップにつながるというのを読んで、執筆業の奥深さを感じました。どちらか一方でなく、両方からスキルアップを目指していくことが大切だと気付かされました!
- 文面から滲み出る執筆者の生真面目さや熱い性格に背中を押される思いです。具体的な情報を得るための記事ではありませんでしたが、ライター熱のようなものを焚きつける文章でした。この熱さにによって、読み返しという単純で地道な作業の重要性が根拠づけられていくような気がしました。
- 少しでもいいから稼ぎたいという初心者のライターが、ライター業を続けるにあたって文章力を磨いてきたという記事を読んで、すごく努力が伝わりました。また、これまでの努力が今の収入につながっているということがわかり、自分がライター業をする上での参考にすることができました。
- 私も同じようにおこずかい程度でやっていましたが、このままではスキルも上がらないし、報酬も増えないと思いました。他の人と比べて、上達するのがとても遅いような気がしていましたが、きちんと読み返すということを守るのが大事だと感じました。
- ライターを始めてまだ数か月ですが、読み返して修正する作業はとても重要だと実感しています。ライター歴3年以上の方でも読み返しの作業が大切だと感じるということは、経験を積んでも最終チェックは怠らないことが肝心なのだと認識できました。
- 確かに、目標金額を設定するとやる気が出てきて、いい方法だと感じました。ライティングした文章を何度も読み返すことで、しっかりとした構成の文章が仕上がっていくのだと思うので、丁寧にがんばっていきたいです。
- 稼ぐために考えるべきことは文章力だけでなく、情報収集の効率や書き上げるまでの時間を短くすることなど、数えきれないほどあるのだと知りました。まずは、できるところから手を出していこうと思います。さしあたって、誤字で非承認になる記事を減らすことから始めてみます。