文章を書く前にやると効果的！箇条書きの極意とは

あるテーマに沿って記事を作成するにあたって、思いつくままに文章を作り始める方もいらっしゃることでしょう。ただ、おすすめなのは最初に箇条書きで文章全体の構成や内容について考えておくことです。そうすることで流れの良い文章作成ができるようになったり作成後に文章全体を確認することも容易になります。そんな便利な箇条書きを使うにあたって覚えておきたいこと、そして避けたほうがいいことをまとめていきます。

自分が書きたいことをとにかく書き出す

文章を考えるにあたり、まずは自分が書きたいことについて思いつくがままに箇条書きでまとめてみましょう。ここでは文章の流れは一旦置いておき、こんなことが書けるのでは？と思ったテーマを端的にまとめる一文を書き連ねます。そうすることで記事を作成するにあたって使いたい話題やここまでは書かなくてもいいかな、と思うような文の取捨選択ができるようになります。また、似たようなことを書いているなと思ったらそれらをまとめることも可能になります。文章を書き始める前にこの作業を行っておくと、漠然と記事全体の構成が頭に浮かぶようになり、文章作成が非常にスムーズにできるようになるでしょう。

箇条書きで書きたいテーマを書き出した後は記事に使う文章を絞り込みます。そうしないとテーマが多すぎて文章が冗長になったり、読み手にとって何を伝えたいのかわからない記事になってしまいかねません。絞り込み方としては記事の長さにもよりますが、概ね３つ〜４つの文章にまとめると良いでしょう。それくらいのボリュームであれば情報量も十分なものになりますし、読み手にとってもポイントを押さえやすい適切な長さの記事になります。

文量の膨らませる時の注意点

箇条書きで書きたいテーマをある程度絞り込んだ後には、それを記事として膨らませていくようになります。ここからはライターの実力が問われるようになりますが、その際に注意しておきたいのは箇条書きから話題が脱線しないようにする、ということです。予め箇条書きで構成を考えていたとしても、文章を作成している途中で書きたいことが新たに思いつき、それを文章に盛り込んでしまうことによって文章構成がおかしくなる、ということは意外とあるものです。基本的には新しく思いついたことがあったとしても、一旦それは脇に置いておき、最初の構成を遵守して文章作成するのが良いでしょう。もちろん、それでも思いついたものを書きたいという思いが残っている場合には盛り込むのも方法の一つです。その場合には文章全体の整合性をきちんと確認し、場合によっては文章の構成を再度考え直すというのも選択肢として持っておくのが良いでしょう。

最後の確認にも役立つ箇条書き

これまでの流れに沿って記事を作成した最後には、改めて記事全体を確認しましょう。そのときにも先に作っている箇条書きが役立ちます。記事を作る中では箇条書きに沿って作ってきているので記事全体として流れがおかしいところや構成に違和感があるということは少ないかもしれません。しかし、全体を通して読むと文章の配置を少し変更したほうが伝わりやすくなったり分かりやすくなるということはままあるもの。そこで箇条書きでまとめたテーマがきちんと盛り込まれているかを確認するとともに、修正をするときには箇条書きの内容を見ながらテーマの抜け漏れがないかや修正後の内容できちんと伝えたいことが明確になっているかどうかを確認しましょう。こうした振り返りは客観的な基準がないと難しいもの。その客観的な視点を持つためには箇条書きが役立ちます。これから記事を作成するときには予め箇条書きでテーマについて検討してから書き始めると良いでしょう。