記事に大切な文章構成!ポイントになるのはどんな点?

記事に大切な文章構成!ポイントになるのはどんな点?

記事を書くときは、どのようにまとめるかを考える必要があります。特に、インターネット上では多くの情報があふれているため、記事を最後まで読んでもらえるためには文章構成がポイントになるのではないでしょうか。

ここでは、記事に大切な文章構成について、曲づくりが好きな私の考え方を交えてお話したいと思います。

テーマとズレないこと

どんな記事を書くときでも、テーマとズレないことが大前提になります。自分で書いた原稿をコンテストに応募するときはもちろんですが、クライアント様からの依頼を受けた記事を作成するときには絶対見逃すことができません。ライターのお仕事には、クライアント様から依頼を受ける形が多いことから、クライアント様のご期待にお応えできる内容に仕上げる必要があることも知っておきたいですね。

記事執筆の依頼を受けるときは、テーマだけを提示される案件と、内容に詳細指定がある案件とに大別できます。しかし、いずれにしてもクライアント様が求めるテーマをきちんと把握することが大切です。

いくら、内容が素晴らしくてもテーマに合っていないとクライアント様から合格点をいただくことができません。個人のサイトにアップする人もいると思いますが、自分が決めたテーマと異なる内容は読者のみなさんの期待を裏切ることにもつながります。

結論があること

クライアント様からテーマだけを提示されたときは、自分で書く内容を決めるほか、文章構成も考える必要がでてきます。文章の書き方には「三段論法」をはじめ、「序論本論結論」「序破急」など、3つに分けて構成する方法があります。また、「起承転結」といった4つに分ける方法も知られていますね。

どの方法を取り入れるのが理想的なのかは記事のジャンルにもよりますが、「結論」を出すことは不可欠になります。それがないと、テーマが活かされないだけでなく、記事全体がぼやけてしまいます。当然、読者が満足できる内容に仕上がりませんよね。

また、一文の長さもポイントになります。読点(、)で区切って延々と続く文は、結論にたどり着けないだけでなく、読むのに疲れてしまいますよね。やはり、適度に句点(。)をつけて一文をスッキリさせることも考えましょう。

テーマはモチーフをイメージするとよい?

テーマに関して「モチーフ」という表現があります。テーブルクロスやクッションカバーなどを編むとき、小さい花柄をいくつもつなぎ合わせることがありますが、それを思い浮かべるとイメージしやすいのではないでしょうか。

モチーフという表現について、音楽の分野では「テーマを構成する最小単位のメロディー」という考え方があります。童謡などの身近な曲の構成を参考にするとよいでしょう。たとえば、「メリーさんの羊」は8小節の短い曲ですが、最初に出てきたメロディーが曲の途中で再び登場することに気付くと思います。「きらきら星」や「チューリップ」は12小節、「ちょうちょう」は16小節ありますが、これらの曲にも同じメロディーが出てきますね。

また、一段(4小節として)ずつのメロディーを思い浮かべると、まったく同じ内容の段がある曲も少なくありません。このような曲の構成を知っておくと、自分で曲をつくるときにも役立ってきます。

余分な枝葉を取り除くことも

文章を書くためにはいろいろな角度から情報収集していく必要があります。そこで、何らかの疑問点がでてくると、それを突き止めることも不可欠です。このようなことから、情報収集は膨大な量に及ぶ場合も少なくないでしょう。また、これだけは書きたいという「自分なりのこだわり」も出てきますが、記事をまとめるのに必要でないかもしれません。

そんなときは、思い切って余分な枝葉を取り除くことも考えましょう。先ほど取り上げたモチーフで「曲づくり」にも触れましたが、掘り下げて書いていくとキリがありません。そのためには、専門用語を駆使する必要があるため、作曲に興味がない人が読んでいると苦痛になることも知っておきたいですね。

こぶたのまとめ

  • 文章構成を考えるときに大切なのは、テーマとズレないこと、結論があること
  • 文章構成に迷ったときはモチーフをイメージするとよい
  • 思い切って余分な枝葉を取り除くことも

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みんなの感想文

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  • 自分は、文章を書くのが苦手なのでとても勉強になりました。テーマを決めて結論を示すことはやはり重要なのですね。やはり枝葉を取り除いて読む人に分かりやすく説明することが大切なのですね。ぜひ実践してみたいと思います。
  • 文章構成のポイントが、ある程度わかりましたが、自分は、頭の回転が早いほうではありませんし、知識も乏しい人間です。事細かく説明して頂いておりますが、もう少し、各項目に例文等書いて頂くなどして頂ければ、理解しやすいと思います。
  • テーマを選んで書き始めるのは良いですが、書いていくうちに混乱してしまい、話がずれていくことが確かにありました。最後までずれないように集中することが大事だと気づかされましたし。書くだけで結論になっていないかもと感じることがあるため勉強になりました。
  • 文章を書く上で、テーマは絶対ですよね。書いていると、時々テーマからズレそうになる時があります。気を付けなければいけないのですが、ついつい横道にそれてしまいます。まだまだ構成について勉強が必要なようです。
  • 文章構成の「起承転結」はよく聞くのですが、「三段論法」、「序論本論結論」、「序破急」はあまり馴染みがないので、さらに掘り下げて知りたいと感じました。テーマを音楽にたとえての説明は大変分かりやすかったです。
  • 改めて文章構成を学ぶことはとても奥が深いものだと感じます。実際に初心者を対象としたアドバイスとベテランのそれとでは、掘り下げ方も省き方も異なってくるはずです。またWebライティングでは、読者も様々な立場の人がいるだけにテーマの絞り方や読むリズムなどが合わせずらい面もあるのでしょう。
  • 前半は参考になりました。ただ、途中から文章の作り方を、編み物や曲作りに例えていて、分かりにくいです。もっと誰にでも分かりやすい日常的なことで例えてほしいです。そこを改善したら、もっとたくさんの方の参考になる記事に仕上がると思います。
  • 文字数が多くなればなるほど文章の構成が難しくなると思います。書いているうちに話題がそれてしまったり、まとまりのない文章になることも多々あるので、収集した情報を頭の中や文章で整理して書くことの大切さが分かりました。ライティングの種類によってもまとめ方が異なるので、勉強しながら構成力を身に着けたいです。
  • 文章構成における結論の重要性や、与えられたテーマについてのイメージの仕方などは、なるほどなと思いました。結論が大切であるからこそ、句点の多いだらだらとした一文が良くないという点も納得できます。わたしもテーマとずれがない文章作りを心がけたいと思いました。
  • ライティングと曲作りを結び付けてノウハウを示している点に驚かされました。全く別の作業と思っていましたが、実は構成やまとめ方に似通っている部分が多いことがわかって良かったです。文章を上手くまとめられなくて悩んでいる方にも参考になると思います。
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