資格や免許、執筆経験がある分野を得意ジャンルにするために

資格や免許、執筆経験がある分野を得意ジャンルにするために

ライターのお仕事をするときは、テーマに沿った的確な情報収集が必要なため、自分が持っている資格や免許がプラスになるときがあります。受験勉強を経験することで、対象テーマがどのようなものか全体像や詳細まで把握できやすいからです。また、過去に同じようなジャンルやテーマで執筆した経験も役立つのではないでしょうか。ここでは、自分が持つ資格や免許、さらに執筆経験がある分野を得意ジャンルにするための方法について、私自身が感じている課題も含めてまとめました。

常に最新情報の確認が必要

なんらかの資格や免許を取得、あるいは、取得を目指して勉強した経験があると、自分の財産として残ります。そのため、ライターのお仕事をするとき、資格や免許関連の案件があると自分の強みになり、取り組みやすいのではないでしょうか。

サグーワークスの案件のなかには、「資格取得に関するコラム記事」がたびたび登場するため、自分の強みを最大限発揮できるチャンスになります。ただし、常に最新情報の確認が必要なことはいうまでもありません。何十年も前に取得した資格や免許はもちろんですが、数年前に取得したものでも試験内容の変更があるかもしれないからです。

主観的になりすぎない

試験勉強のなかには、得意なものと不得意なものとがあります。しかも、どのジャンルが得意なのかは個々によっても異なります。そのため、ライターのお仕事で「試験勉強方法」について記事にするときは、主観的にならないように注意する必要がでてきます。ここでは、私が持っている資格や免許の一つ「保育士資格」(国家試験)を例にして、あえて主観入りの文章を書いてみたいと思います。なお、試験内容は現在のものに合わせています。

<記事例>
保育士資格の実技試験は「音楽表現に関する技術」「造形表現に関する技術」「言語表現に関する技術」の3つのジャンルから2つ選んで受ける形になります。私はピアノが得意なので音楽表現を選びました。保育所へ就職するとピアノを弾かずには済まされないのですから、みなさんも保育士になるためには「音楽表現に関する技術」は必ず選ぶことをおすすめします。
<問題点>
「音楽表現に関する技術」を受験する場合、ギターやアコーディオンを選ぶ方法もあります。また、試験では幼児に歌って聴かせることを想定した「弾き歌い」のスキルも必要になるため、楽器が弾けるだけではダメです。そして、そもそも、楽器演奏などをしなくて済む保育所や就職先もあります。こういった情報に触れず、上記の例のように、自分目線で執筆してしまうと、それは単なる「体験談」であり、万人向けの「試験お役立ち情報」としては相応しくありません。

過去の執筆経験を活かす

資格や免許や受験勉強に関する記事は、実際に受験経験があることが理想的です。しかし、受験経験がなくても、自分でとことん調べて書き上げた経験があると、それが自信になるだけでなく、自分の実績にもつながります。また、得意分野としてアピールすることで、それを目にしたクライアント様から専属のオファーを受ける可能性もでてくるのではないでしょうか。そのためには、ライターとしての執筆経験を積みながら、自分の引き出しを増やすことをおすすめします。

また、初めて見聞きすることには感動を覚えることから、ストレートに頭に入るかもしれませんね。資格や免許の試験を受験すると、その当時の記憶はいつまでも残るため、最新情報を収集しても頭の中で「上書き保存」することに手間取る場合も少なくないからです。私は、自分が持っている複数の資格や免許が同時に取り上げられたとき、どれを優先すべきか迷っているうちに投稿のチャンスをすべて逃した痛い経験もあります。

オールマイティーな対応ができるのが理想

ライターのお仕事には、サイトに掲載された案件から任意で選べるタイプがあります。サグーワークスに掲載される案件もその一つです。自分が取り掛かるかどうかを決めるときは、文字数や個別の指定事項などで判断することも少なくありませんね。そんなとき、取得した資格や免許、過去の執筆経験による得意分野を持っていると取り組みやすくなります。しかしライターとしては、オールマイティーに対応できることが理想と言えます。そのため、得意分野の確立を目指しつつ、いろいろなジャンルにも積極的にチャレンジすることをおすすめします。

こぶたのまとめ

資格や免許に関する記事を書くときは

  • 持っている資格や免許でも、常に最新情報の確認が必要
  • 主観的にならないことが大切
  • 資格や免許がないジャンルでも執筆経験が強みになる

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みんなの感想文

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  • 実際にライティングでお金を稼いでいるのですが、文章を書く際の注意点が分かりやすく書かれていました。特に主観的にならないことはライティングにおいて非常に重要なことなので、これからも意識していきたいと思います。
  • たまに自分が持っている資格についての案件が見つかります。その時にラッキーだと思って飛びつくのですが、意外と非承認になることが多いのです。最新の情報を手に入れることや主観的にならないようにとの指摘を読み、なぜ駄目だったのかがわかりました。この記事を読めたことで、今後に活かせそうです。
  • 資格を取得したとしても終わりではなく、関連記事を書くにも最新の資格情報を把握して対応しなければならず、ついつい知識があるから主観的な文章になってしまいます。得意分野を1つ持つだけでも大変なことだと感じました。
  • 当たり前の内容だったんですが、実際に文章にしてみてみると、結構自分自身実践していない事が結構あったので、参考になりました。得意分野の記事だと一辺倒になりやすいんですよね、そういう部分の注意点など書いていて良かったです。
  • 個人的には主観的ではない文章を書くためにはどうしたら良いのか迷っていたので、そのことについてわかりやすい説明があったのはとても参考になりました。それからどれに投稿するのか迷っているうちにチャンスを逃したなどの失敗談も、そんなことがあるのだとわかって良かったです。
  • 僕も自分自身の給与等の向上の為に取得した資格絡みの案件を優先してしまう傾向が強いです。何故ならそれを書くほうが承認率も、時間効率も高いからです。しかし自分の得意分野のみに特化していては、ネタはいずれ枯渇してしまうので承認率や時間効率は置いて様々な分野のライティングにも挑戦してみようと感じました。
  • 記事を書く時、難しいと思うのが「第三者目線」です。特に、自分の知っていることや、経験したことがあることなどで、自分なりの意見がある場合は、ついつい書いていて体験談になりがちでした。ですから、「主観的になりすぎない」という項目はとても勉強になりました。
  • 得意分野を活かすことと、主観的に記事を書くということは違うのだということがわかりました。また、どんな記事にも対応できるように、オールマイティな知識が必要ということもわかったので、色々なことに興味を持ち、調べる好奇心を忘れないようにしようと思いました。
  • 資格の取得は仕事でのスキルアップに必要なものという固定概念がありましたが、ライティングにも活かせることを知って納得しました。自分が執筆できる得意分野を把握することが、ライター活動の第一歩だと感じたので、実践してみたいと思います。
  • わたしも取得した資格や免許が多少ありますが、まったくライティングのお仕事に反映できていませんでした。得意分野がほとんどないので、毎回トピック選びに苦労しています。ですが、今回の記事を読んで、自分でもっと掘り下げて自分の経験を得意分野にすることはできるんだなと思えるようになりました。
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