ド素人がライターになるまでに実践した文章力磨きの方法

手紙やレポートを書くとき「もう少し自分に文章力があったらいいのに」などと思ったことはありませんか? 手紙やレポートは、自分以外の誰かが読むものですから、相手に伝わる文章を書く自信がない人は、何をどうやって書いたらよいかという時点で迷ってしまうのかもしれません。

でも、文章力は生まれつき備わっている能力ではありません。コツをつかめば誰でも相手に伝わる文章が書けるようになります。今はライターとして活躍している人たちも、最初から名文を書けていたわけではないでしょうし、もちろん、今こうやって偉そうな文章を書いている私も、ド素人の時代がありました。そこで、自分がどうやって文章力を身に着けてきたかを振り返りつつ、初心者の方に役立ちそうな方法をお話ししようと思います。

材料をチョイスして文章に組み立てる練習

私のライターとしての原点は小学校時代にあります。5、6年生のときの担任の先生にいろいろ鍛えられました。

具体的には、まず、新聞の記事の中から1つ好きなものを選んで切り抜き、内容を要約して自分の意見を添えて発表するということをさせられました。なぜか発表の時間が毎日の給食時間で、1日に1班ずつ当たるというものだったため、やたらと何回も発表が回ってきたという記憶があります。

しかも、毎回A+からE-まで発表した文章に評価が下されるのです。負けず嫌いの私は、辛口評価の先生をギャフンと言わせてA+をつけてもらうために、どんな記事を選び、要約にどれくらいのスペースを割き、自分の意見をどのようにまとめるかを毎回必死になって考えていました。

ついでに、5、6年生の頃は読書感想文も年間200ほど書かされました。と言っても、こちらは200も書いたのは私だけです。自分が読んだ本を、読んだことのない先生にもわかるように要約し、先生を唸らせるような感想文を書いたら本の形のシールをもらえるというものでした。ですから、その話にまんまと乗せられてしまっただけの話なのです。

小学生だった私は、ただ単に先生を唸らせたい一心で書いていただけなのですが、この2年間の特訓のおかげで「作文だけは得意」な子どもになりました。ですから、新聞や本の中から好きなものを選んで、その内容を要約して自分の意見を加えるという作業はやってみる価値があると思います。書いた文章を家族や友人などに読んでもらうようにすると、読み手に伝わるかどうかも確認できます。ただし、その際は、できるだけ厳しい意見を言ってくれる人を選ぶのがおすすめです。

1つの事柄をいろいろなキャラクターになり切って書いてみる

私はかつて、童話作家をしていたことがあります。そのころどうやって話を書いていたか思い出してみると、先に登場するキャラクターを作ってしまい、そのキャラクターになり切って話を書き進めていたようです。登場人物が3人いるなら、それぞれの方向から見た話を書いてみて、どの方向から見たものが最もおもしろいかを考えたうえで、最終的に1つにまとめていました。

私が童話を書き始めたきっかけは、やはり前述の先生です。教科書に載っていたへんてこな島の地図を見ながら話を作るという授業だったのですが、先生がおもしろいと思ってくれないと最後まで自分の書いた話を発表させてもらえないので、絶対に最後まで読ませてもらえる作品を書こうと必死になったのが始まりでした。

それ以来、ちょっと暇があると、昔話や漫画のキャラクターになり切って、この場面で一言言うならどんなセリフを言うか、この場面で手紙を書いたら何と書くかといった遊びを繰り返し、だんだん長文化したものが作品になっていきました。

実は、このような「キャラクターになり切って書く」という作業は、Webライターになってからも、仕事として行っている書き方の1つなのです。「20代のショップ店員になり切って○○について書く」「50代の男性になり切って××について書く」などといった依頼はかなり多く、女優並みに多くの人を演じてきたと言えるかもしれません。

自分以外の人になり切って書くというのはおもしろいもので、視点も興味があるものも変わり、言葉の選び方や文章のまとめ方も違ってきます。ですから、1つのテーマについていろいろな人になり切って書くという練習をしてみると、異なった切り口から文章を書くことができるようになるはずです。

「読み手を意識した文章を書く」というと難しく感じられるかもしれませんが、読む側の人になり切って書けば、何に興味があって、どのようなことが知りたいかが意外と簡単にわかります。ですから、自分の側の視点を変えてみることで、相手の求める文章も意外と書きやすくなるものなのです。

1つのことを20通りに書く練習は実戦向き!

文章力磨きの方法として、Webライターになってから必要に迫られてやってみたことがあります。それは1つのことを20通り以上に書くという練習です。

たくさんのサイトに登録して仕事をいただいていた頃は、季節ネタや流行ネタは、同時に何か所からも同じテーマで文章の依頼が来ます。サイトに掲載される募集も同じような系統のものが増える時期があるのです。

そういう時、表現の仕方が限られていると、どうしても文章が似てしまいます。同じ人間が書いているのですから、テーマやキーワードが同じだとテイストが似てしまい、コピペを疑われることになってしまうため、いろいろな表現の仕方をする必要が出てきました。

そこで「その日の天気について20通りの表現で文章を書いてみよう」とか、「テレビに出ている俳優さんについて20通りの紹介文を書いてみよう」とか、そういう練習をしてみたのです。

これは、ライターの仕事をするときだけでなく、普段でも役に立ちます。手紙を書くとき、書き出しが毎回同じではつまらないですよね?お歳暮をもらった時のお礼状を20通りの書き方で書いてみてはいかがでしょうか。20通り書き切った時には、自信が無かった文章力にもかなりの自信が付いているはずです。

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