5分でできる!フリーライターが開業する方法教えます!

5分でできる!フリーライターが開業する方法教えます!

パソコンと自分の体さえあれば自由にできるフリーライターというお仕事。お小遣い稼ぎ程度なら誰でもできる仕事ですが、これひとつで生計を立てて行こうと思うと、これがなんとも難しい……。
個人的にはまず実績をつくって人の輪を広げていくことが大切だと思います。そして、フリーライターとして生きて行こうと決めたなら、やっておいた方が良いのが「個人事業主としての開業手続き」です。

5分でできる!開業手続き

開業手続きは、納税地を所轄する税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出するだけでOKです!(持参、郵送いずれも可)

個人事業の開業・廃業等届出書
https://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/04.pdf

屋号(「◯◯屋」や「⬜︎⬜︎商店」のような事業をする場合の名前)は空欄でも構いません。フリーライターの場合、個人名で仕事をした方が何かと便利なのではないでしょうか?

――――実は開業手続きはこれで終わりです。

フリーライターはみんな開業届を出さないとダメなの?

これだけでできる開業手続きですが、実はフリーランスで活動されている方の中にも開業届を提出していない方は多くいます。「新たに事業所得、不動産所得又は山林所得を生ずべき事業の開始等をした方」は、「開業日から1ヶ月以内」に開業届を提出すべきことになっています。しかし、出し忘れたからといって、罰則があるわけではありません。

フリーライターにとって関係がありそうなのは「事業所得を生ずるか」ですよね。国税局によると、次の基準で判断されます。

  • 相当程度の期間継続して安定収入が得られること
  • 儲かる可能性が十分にあること
  • 副業とはいえ相当な時間を割いて日々真剣に取り組んでいること
  • 副業のための人的・物的設備が整っていること
  • 副業収入が消えると生活に影響が出ること
  • 職業として認知できること

参照URL
http://news.mynavi.jp/news/2013/03/14/095/

これらをすべて満たしている必要はなく、これらの基準から総合的に判断されます。フリーライターとして生計を立てている方なら、多くの場合、該当すると判断されるでしょう。

ただ、正直なところ、私は在宅ライターにはなかなかハードルが高いのではないか、と感じました(ちなみに、本分が学生である私は個人事業主ではありません)。

開業手続きによって得られる大きなメリット

クライアントと打ち合わせをするために事務所を構えた人や取材に行くような依頼を直接受注している人は、開業手続きをした方が良いでしょう。

開業することによって得られる大きなメリットとして、”青色申告ができるようになる(最大65万円の控除を受けられる)こと”が挙げられます。開業届を提出することによって、開業日から2ヶ月以内に「青色申告承認申請書」を提出することができるようになるのです。一般的には開業届と青色申告承認申請書を同時に提出します。


所得税の青色申告承認申請
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/shinsei/annai/shinkoku/pdf/09.pdf

他にも、(1)自宅兼オフィスで家賃や電気代の一部も経費にできる、(2)屋号で口座管理できる、(3)赤字を3年繰り越すことができる、(4)30万円未満の固定資産は即時償却の経費にできるというメリットがあります。
フリーライターとして生きていくと決めたなら、開業手続きはした方が良いと思いますよ。私もいずれはするつもりです。

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こぶたのまとめ

開業手続きは「個人事業の開業・廃業等届出書」を税務署に提出するだけなので5分でできる!
さまざまなメリットを受けられるので、フリーライターとして生きていくと決めたなら、提出した方が望ましい。

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みんなの感想文

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  • 私は女性なので子供ができたら、子供が小さいうちは外に出て働くことができません。在宅ワークによってお金を稼ぎたい私にとって、金銭的に役に立つノウハウを知ることができたので、この記事を読んで良かったです。
  • フリーライターでも開業届けをすることが出来るのですね、ビックリしました。そして、思った以上にメリットがあるということも学べました。電気代も経費に出来ますし、青色申告まで出来てしまうんですね。本格的に仕事をしている方ならメリットの方が大きそうです。
  • 個人事業主になることについて、簡潔にわかりやすく書いてあり参考になりました。開業届について、この記事を読むまで知りませんでした。フリーライターとして稼いでいくためには必要な手続きだというのがよくわかります。メリットについての説明もあって、フリーライターを目指す方には必読の内容です。
  • フリーライターとして生計を立てることを目指して一年になります。私も個人事業主届を提出していますが、控除が受けられるほどの収入はまだ得られていません。副業として始めるなら、自分の方向性が固まり安定した収入が得られるようになってから個人事業主として働くのがベストだと思います。
  • 個人事業主になることのメリットである青色申告のことが分かったので、フリーライター以外でも何らかの収入があるのであれば役に立つ知識だと思います。ただ、国税局による判断基準がなんとなく抽象的な表現なので少し分かりにくいです。
  • フリーライターとして事業を立ちあげることが出来ることを知らなかったので驚きました。短時間で立ちあげることができることや、始める上でのメリットがたくさんあることがわかりやすく書いてあり参考になりました。
  • 自分はサラリーマンですが、もし副業規定に抵触しないようであれば、フリーライターとして活動し、経費処理をすることは大きな経済的メリットをもたらしてくれるなと感じました。源泉徴収されてしまうサラリーマンは自分の金融リテラシーになかなかマッチしません。
  • フリーライターが開業手続きをしないといけないと初めて知りました。でもそれだけを仕事にしていく場合ですね。私は最近初めたばかり、お小遣い稼ぎ程度なので開業まではしませんが、このお仕事が楽しくてたまりません。とても為になりました。
  • 開業届けというと、事務室を構えた事業所のイメージがあったのですが、ライターもこの届けが出せる事は意外でした。ライターという仕事に関する勉強も必要ですし、フリーランスという働き方に関係のある法律上の事柄も勉強して知る必要がある事がわかり、とても参考になりました。
  • フリーライターとして活動し、ライティングを主な収入源にするのであれば、開業手続きをしなければならないことは、ある程度わかります。しかし、税金や控除、各種申告書というのは往々にして煩わしく、ややこしいイメージがあるため、説明はよりわかりやすくあるべきだと思います。イラストや表を挿入し、興味を持って読めるよう工夫すると良いのではないかと感じました。
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