結構難しい?まとめ記事を書くときのポイントとは
ライティングをする中でよく見かけるのが「アンケート結果をまとめてください」というまとめ記事。案件数が多く、かつわかりやすいデータが用意されているのでなんとなく記事作成が簡単に思えるかもしれません。
ですが、ポイントを押さえていないと非承認になることもしばしばあるため、苦手意識を持っている方もいるかもしれません。そこで、自分の経験を交えつつまとめ記事の文章の書き方をまとめます。
ただの要約になっていませんか?
一番最初に注意すべきこと。それはきちんと自分の考察が入っているかどうかです。自分がかつてまとめ記事で非承認を数多く受けていた時に指摘されていたのがこのポイントでした。アンケート結果を記載し、さらっとまとめを書いて投稿すると短時間で記事を作れるのでお手軽なように思っていたのですが、そうした記事はことごとく非承認となりました。
今思うと恥ずかしいのですが、一番大切なのはそのアンケート結果から何を読み取れるのか、何が言えるのかという「ライターの考察」であることを認識していなかったのです。その考察の着眼点や解釈こそが読者にとって有益となるので、そのポイントは確実に押さえておかなければなりません。
どんな考察をすればいいのか?
では、どんな考察をすればいいのでしょうか?その問いに関する普遍的な回答はありません。アンケート結果を見て何を感じるかは千差万別ですので、自分が感じたことを素直に表現することが大切です。もちろん記事から全く読み取れないようなことを書くのはいけませんが、こんなことを書いていいのかな?と思って遠慮してしまうと無難なことしか書けなくなります。
そうすると、記事を読んでも目新しさがないので注目を集めることは難しくなるでしょう。素直に感じたことを一度書き起こしてみて、その後客観的に見返すことが良い考察を書くポイントのひとつになります。自分自身、「ここまで言っていいのかな?」と不安に思いながら書いた考察がそのまま承認されたというケースがいくつかありましたので、ぜひ率直に感じたことを書いてみてください。
あくまでも読者を想定した考察をしましょう
自由な解釈をする中で注意する点がひとつあります。それは「読者を念頭に置いて考える」ことです。クライアントはそのアンケート結果のまとめ記事を通じて、読者に訴えたいことがあるからこそ記事作成を私たちに依頼してきます。そのため、アンケートのまとめ記事では想定される読者層があらかじめ提示されており、その読者層に響くような考察をすることが大切になってきます。
文章の流れとしては、アンケートから読み取れる考察をまとめ、その考察を通じて読者に起こしてほしい行動を示唆するというのがひとつのパターンになることと思います。そのため、考察は自然に受け入れられるものであり、かつ客観性がある内容であることも求められると言えるでしょう。
まずは自由に書き出し、後で修正していきましょう
自由に考察を書くことと読者を念頭に置いて考察を書くこと。双方を両立させようとすると難しいように感じられるかもしれません。ですが、自分の経験上、率直に感じたことを考察すると想定される読者層にも共感される内容になることが多いように思います。
ですので、最初はあまり気構えず感じたことを書き出してみるとよいでしょう。その後読者層をイメージしながら表現方法を修正していくことで自由にまとめた考察が読者にも響きやすい内容に変わっていきます。自分の場合、最初は考察をどう書いたらいいのかわからずに悩んだこともありましたが、最初に感じたことを自由に書き出すようにしたところ、非常にまとめ記事を作りやすくなりました。もし悩んでいる方がいればこの方法を試してみることをお勧めします。
こぶたのまとめ
・要約と考察は全く別物であることを理解する
・あまり気構えず自由に考察する
・ただ、読者層に対する意識はきちんと持っておく