ライターを目指すなら、いまからこれをやっておくべき!
ライターを職業にしたいと思っている学生さん、主婦の方、フリーターさんはたくさんいらっしゃると思います。ライターとして執筆する機会が訪れたとき、慌てずにすぐ対応できるように、いまのうちにやっておきたいことをお教えします。
その1:基礎的な文章力を身に着けよう
ライターとして一番大切な基礎は、やはり文章力です。どんな分野の原稿を書くときでも最低限の文章力があれば、あとはインターネットで調べるなどすれば内容はなんとかできるものです。逆に、文章力がないことで損をしてしまうことがあります。
例えば、私の知り合いにこんな男性がいました。その人は映画の知識が豊富で、かねてから応募していた映画専門Webサイトでライターとして執筆する機会を得ました。しかし、いざ新作映画のレビュー原稿を書いてみると豊富な知識や映画論を上手くアウトプットして文章化することができずに、原稿をボツにされてしまいました。その理由として、文章が稚拙で子供の会話のようだから、と指摘されたそうです。彼はせっかく手にした映画ライターのチャンスをふいにしてしまったのです。
どんなジャンルの文章を書いても、必ずその人のライティングスタイルというものが出るものです。まずはブログなどを書くことで、周囲の人に文章を読んでもらうようにしましょう。自分の文章を読んでどう感じるか?おかしな表現はないか?言葉の使い方は間違っていないか?
自分1人ではなく他の人の目で感じたことを参考にして文章をブラッシュアップして行くことで、徐々にどこに出しても恥ずかしくない文章力が身に着くはずです。
その2:色んなジャンルの文章にトライしてみよう
基本的な文章力を付けて行くのと並行して、色々なジャンルで文章を書けるように準備しておきましょう。自分が得意なことについては「好きこそ物の上手なれ」と言いますから、放っておいても上手く表現できるようになると思います。
ただ、自分が書きたいジャンル、書きたいものだけを書いているなら、ブログやフェイスブックに書けば充分です。プロのライターとして職業にしたいならば、どんなジャンルの仕事を請け負っても文章が書けるくらいのつもりでいなければなりません。
そのためには、音楽、映画、スポーツ、生活、ファッション、グルメなど、お金、政治等々、とにかくあらゆる事柄を文章に表してみることです。ラーメンを食べに行った帰りに、グルメレポートを自分で書いてみたりするのも表現力の練習になると思います。
その3:情報収集とSNSの利用
パソコンだけでなく、スマホやタブレット端末の爆発的な普及で、多くの人がインターネットを利用するようになりました。それに伴い、Webニュースサイトやエンターテイメント系のサイトは増えています。一方で書き手は足りておらず、インターネットだけでなく専門的な知識を要する雑誌でも、発行部数は低下傾向にあるものの、知識が豊富で執筆ができるライターは即戦力としていつでも求められていると言っても過言ではありません。
自分がどんなタイプのライターになりたいかを見極めて、できる限りたくさんのウェブサイトを見たり、雑誌を見たりして募集の有無を探してみましょう。専門誌ではライターの募集をしていなくても、女性のファッション雑誌でライター募集をしていることを知り応募してみたところ、その雑誌に掲載されている音楽や映画の情報を書く仕事を任せられた人もいます。いつでもライターの募集がないかチェックする癖をつけるようにしましょう。
また、ツイッターやフェイスブック等のSNSをやっている人は、自分が少しでもどこかで書いた記事があればアップしておくことをオススメします。小さな実績でも、その文章を見て依頼がある場合もあります。私はネット上に発表した音楽系のコラムを読んだレコード会社の方から、CDのライナーノート執筆の依頼が来たことがありました。
実績を重ねれば徐々に仕事が増えてくる
チャンスはどこに転がっているかわかりません。いつなんどき執筆の依頼が来るかわからないと思って備えておきましょう。
いきなりライターとして食べて行くことはできないかもしれませんが、実績を重ねることで徐々に仕事が増えてライターを職業にすることができるはずです。まずは、今できることをしっかりやって、いつでもライターとして活躍できるように準備しておくことをおすすめします。
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みんなの感想文
はい・・・9人 / いいえ・・・1人
- 率直な感想は「わかる!」です。結局、文章を書くのはすごく難しいことではないのに、何故か人に伝わるように、興味を惹かせるようには書けないものです。自身の文章をアウトプットし、他社の目線を参考にしてみたり、自分の興味のあること以外も書いてみたりしないと、根本的なライターとしてのスキルを育てられないんだな、と感じました。
- いろいろなジャンルの文章にトライしてみるべき、という筆者の意見は特に参考になりました。自分が執筆するときも、つい得意分野のみに目がいってしまい、苦手分野には結局手を出せずじまい、ということがよくあります。これからは、どんなジャンルにも対応できるように苦手分野にもトライしていきたいと考えています。
- 「色んなジャンルの文章に…」の記事は、確かにそうだなあと納得してしまいます。好きな分野の記事なら、うまく書けますが、あまり得意でない分野はどうも苦手です。これからは、苦手分野にも積極的に乗り出し、自分の能力を幅広く使えるように努力していきます。
- 自分自身が得意なジャンルはあるけれども、色々なジャンルに挑戦しないと文章力も向上しないのだと実感出来ます。ライティングしていない時は、常日頃SNSなどで情報収集する事がライターとして大切なのだと思います。
- 今まで、自分の好きなジャンルしか書いてきませんでした。ライターを職業にするなら、それじゃあダメなんですよね。様々なジャンルに挑戦して、自分のスキルを磨いていきたいです。少しずつでも実績を重ねられたらと思います。
- 情報収集の大切さを知りました。自分の知識量が増えて、それを記事に活かせれば色々な案件にチャレンジできそうです。SNSやツイッターの活用法も知れて良かったですね。これを参考に、ライターとしての経験を積んで、もっと実績を重ねていこうというやる気が出ました。
- 情報や知識を収集するインプットの能力と読み手に分かりやすく文章の形にするアウトプットの能力は、それぞれ別々の能力であり、ライターとして文章を書きたければ両方をバランスよく伸ばしていかなければならないということを実感しました。私も今後、ウェブサイトや雑誌や本などたくさんの文章を読み、文法や表現などをたくさん勉強して、正しい文章や読みやすい文章の作成を心掛けていこうと思います。
- 記事の内容がどこでも見かけるありきたりな内容で、目新しさがなかったです。具体的にどういったことをすれば良いか、もっと書いて欲しかったと思いました。体験談をたくさん書いていたのは、よかったのですが、一つの記事に何個も体験談はいらないなと感じました。体験談が長くて、何の記事を読んでいるかわからなくなってしまったので・・・。
- プロのライターになることを見据えてのコラムでしたが、そこまでは目指していなくても、在宅ワークの副業でライティングを始めたいと思っている主婦や学生にも役立つヒントが書かれていました。ライターとしての基本は文章力とのことなので、第三者に読んでもらうことを意識して文章を書くことを心がけようと思います。
- ライターを始めるにもまずは小さなことからコツコツと積み重ねることが大切なんだなと改めて実感しました。情報収集にSNSを上手に活用する方法はなるほどと思ったし、自分はまだまだ未熟と感じたので今後習得できるよう努めていきたいです。