ライティングスキルが向上するメリット?仕事がどんどん舞い込む!
今はWebの文章に「量より質」が求められる時代です。その理由はいくつかあるのですが、代表的なものが「SEO対策」の変化です。
SEOは「検索エンジン最適化」のことを指し、平たく言えばwebサイトやコンテンツに掲載される文章に、検索されやすいキーワードを散りばめ、それを量産していくといった手法が取られていました。しかし、余りにも質が低いコンテンツが増えすぎたことにより、
検索エンジン大手各社は、検索のアルゴリズム(規則、パターン)をアップデートし続けました。
その結果、単に量をこなせば検索順位が上がるという訳にはいかなくなったのです。
一例をあげると、検索エンジン大手の「Google」社は、文章を読んだ後の満足度を、検索順位に反映させようとしていいます。
ますます我々ライターのランティングスキルが問われる時代になることは確実ですね。
では具体的にライターにとってどんなメリットがあるのか考えてみましょう。
取り組み方の違いによるライターの現状
ライターとして、継続的に収入を得ていくと、いくつかの段階があることに気が付きます。
それは主に「文字単価」に表れます。概ね以下のように捉えておくと良いでしょう。
- ライター入門者、初級者「単価0.2~0.5円前後」
- ライター中級者、セミプロライター「単価0.6~1.5円前後」
- ライター上級者、プロライター「単価2円~」
これは経験年数に応じてランクが上がるという訳ではありません。
初級から中級にランクアップするためには、「とにかく書く」ことが重要です。
しかしいつまでも「量」重視で、調査能力や学習能力の鍛錬を怠っていると、「初級~中級」を行ったり来たりすることになります。
また中級から上級にあがるためには「深い専門知識と文章の質」が問われます。
書くという事は、常にアウトプットしている状態ですので、手持ちの知識や経験が枯渇する時が来ます。
枯渇した状態で、無理に書いた文章は、どうしても質的に見劣りしてしまい、初級から抜け出せません。
反対に、インプット(学習や調査)を並行して行いつつ文章を書き続けるタイプは、
比較的早い段階(3か月程度)で中級にランクアップし、安定しています。ライティングスキルの向上には「インプット」が大切なのです。これをいかに早い段階で、記事作成と同時進行できるかが、ライターの現状を決定づけていると言えます。
ライターのスキルアップで期待できる未来
ライターとしてスキルアップすることにより、将来の自分にどんなメリットがあるか、考えてみましょう。
まず単純に収入が増えます。文字単価もあがり、実績が積まれることによって継続案件を依頼される機会も増えますからね。
上述したように、現在は「文章の質」が問われる時代ですので、面白い記事を量産できれば、まずそれなりの収入が得られます。
ではライターとしてそれなりの収入が得られることによる、ベネフィットは(利益)は何か。それを考えてみましょう。
ライターという仕事の特徴として、「場所を選ばない」というものがあります。Webライターであれば極端な話、ネットワークが繋がってさえいれば仕事が出来てしまうのです。しかも常時接続である必要はなく、「記事を納品」するタイミングでネットワークに繋げられればそれで事足ります。地球上どこにいてもこの条件さえ満たせば、仕事は可能なのです。場所と時間に縛られず収入を得ることが可能で、仕事に住む場所を縛られないということは、想像以上に大きなベネフィットです。
物価の安い地域や国に住んで生活コストを下げ、収入は変わらずとも可処分所得を増やすという芸当ができるのは、ライターならではでしょう。その他、「組織に縛られない精神的自由」、「自分の裁量で仕事が出来ることでストレス軽減」、「家事や育児との両立」などもライティングスキルの向上によって実現可能な未来と言えます。
セミプロライターへスキルアップするには?
実はライターを諦めてしまう人々の多くが、ここで躓きます。
どこかの媒体でSEO用の記事を量産できるようになったのなら、常に質を意識しましょう。
クライアントの編集担当から「面白いね」と言われる記事を書いてみるのです。
単に文字数を埋めるだけのライティングとは違い、最初は時間がかかります。しかしそこは誰もが経験している道です。
スピードを落として、他人の記事を読む時間を増やしましょう。その上で心がけるポイントは3つ。
「面白い」と思ってもらえるためには、まず何よりも「読みやすさ」です。
そのためにできるだけ平易な言葉で、表現することを心がけましょう。
さらに「フラットな視点」を持つことも大切です。自分の中の主観や思い込みに捉われず、物事を客観視することですね。
面白さは常にフラットな視点から生まれます。芸人さんのツッコミがウケるのは、圧倒的な冷静さとフラットさが根底にあるからです。
それに気づかされ、「ハッとして」感情のギャップが生まれ、笑うのです。フラットな視点の大切さがわかりますよね。
それに加えて、「正確な言葉遣い、文章表現」です。義務教育レベルの国語の文法を忠実に守ることも心がけましょう。
口語表現は省き、送り仮名はきちんと使う。さらに方言(特に関西圏)を文章に使っていませんか?しっかり見直しましょう。
「読みやすさを意識した平易な表現」、「読者をハッとさせるフラットな視点」、「基本に忠実な文法」、この3つを順守して記事を量産できれば、セミプロへの道はどんどん拓けていくはずです。
プロライターへスキルアップするには?
セミプロからプロライターへのスキルアップ方法は、端的に言うと「差別化」です。
では差別化を行う方法は何かと言えば、一つは「専門知識を生かす」、もう一つは「自分のメディアを持つ」ことです。
この二つが最短と言えるでしょう。この二つのうちにどちらか、もしくは両方を使って「差別化」を行うのです。
例えば、ライターになる前に努めていた業界の経験を活かし、業界内部にいた者でした知らない事情を記事にできれば、圧倒的な差別化になります。また、専門知識を素人に理解してもらうためには、積極的に多様な表現や技法を駆使する必要があり、これはライティングスキルの向上にも繋がりますね。
もう一つの「自分のメディアを持つ」ことですが、簡単に言えば自分なりのサイトを作ってみることです。
趣味でも日常系でもなんでもいいのです。アクセスを集めるためにはどうしたらいいのか、身をもって体験することで、自分にはどのようなライティングスキルが必要なのかが見えてくるでしょう。ある程度アクセスを集められるようになれば、それを実績とすることでより有利な契約を結ぶことができます。
この二つの道のどちらを取るにしても、やはり確固たるライティングスキルは必須です。それなりのスキルがあることを前提にして話が進みますので、スキル向上に対する意識は、常に持っておく必要がありますね。
ライティングスキルアップに有効な方法
これまで述べたように、ライティングスキルの向上には、「インプットを欠かさないこと」「基本に忠実な表現と文法を心がける」「フラットな視点を持つこと」の3つがが有効な方法と言えます。この3つの内どれか一つでも欠けていると、壁を乗り越えられません。
さらにこの3つを常に鍛えるためには、「実践の場」が必要になります。実はこれが何よりも大切なことです。自分の文字に対して報酬が発生する「実践の場」を持つことで、緊張感とモチベーションが維持されます。最初は失敗や手戻りがあっても仕方のないこと。まずは臆せずに、ライター募集の広告に応募してみましょう。
その他、緊張感とモチベーションを維持する方法としては、「専用の仕事場」を設ける方法もあります。
ライターは自宅での作業が主になりがちですので、図書館やカフェ、コワーキングスペースなどをうまく活用して、スイッチを切り替える場所を設けましょう。常に自分の文章に報酬が発生しているという緊張感とモチベーションが、「責任感」や「プロ意識」を生み出し、メンタリティが変化していきますよ。これらのことを上手く抑えて、自分をライティングスキル向上のスパイラルに置くことができれば、専業のプロへの道も遠いものではありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ライターという仕事の魅力として、スキルアップが直接収入につながるということが挙げられます。
書くことが収入になり、高い意識をもって取り組んでいくことでスキルを同時に手にすることが可能です。
さらに自分の腕一本で収入を生み出していく過程は、自立心やプロ意識を養ってくれます。
ライティングスキルを向上させることは、技術的な面は当然のこと、人生を豊かにしてくれる側面も持ち合わせているのです。
自分ひとりでゼロから収入を生み出すことへの遣り甲斐や楽しさを感じることができれば、この記事で書いたポイントも必然的に身に付いてきます。焦らず着実に、プロへの階段を駆け上がっていきたいですね。
こぶたのまとめ
ライティングスキルを上げる方法・メリット
- 読みやすさを意識した平易な表現
- 読者をハッとさせるフラットな視点
- 基本に忠実な文法
- この3つを意識してスキルアップとともに収入もアップ
ライターとしてスキルアップをしていき、どんどん収入を増やし稼いでいきましょう!