誰にでも読みやすい文章をマスター!ひらがなの使い方が肝心!
変換すれば、いくらでも難しい漢字が書けてしまうのがパソコンでのライティングです。
しかし変換されるままに使い過ぎれば文章は読みづらくなるし、かといって、ひらがなばかりでは子どもが書いたように感じられてしまうかもしれません。読みやすくバランスのいい文章を書くためには、どこまで漢字に直し、そしてどこまでをひらがなにしたらいいのでしょうか。
文章の書き方に完全な正解はありませんが、読みやすい文章を書く上で参考になる考え方やテクニックはあります。
ここでは、どのようなところがポイントになるか、役立つ情報をまとめてみました
読みづらい文章は離脱率が高くなる
難しい言い回しや専門用語がたくさん使われている文章は、それだけで読もうと思っても気が進まないですよね。例えば法律に関しての調べ物をするときに、法律書をそのまま読むのは、専門家でなければ骨が折れます。大半の人はもっとやさしく、噛みくだかれた表現で書いた文章を求めるでしょう。
読んでいる最中に難しい、とっつきにくいなどマイナスのイメージを感じると、人は読むのをやめたくなるのです。
そして本と違ってインターネット上には、同じジャンルで別の人が書いた文章がたくさんあります。もっと先まで読み進めれば、すばらしい内容が書かれていたとしても、そこまでたどりついてもらえなくなってしまうのです。インターネットに文章を載せるときには、いつも以上に読みやすい文章を心掛けなければなりません。
漢字が多いと読みづらい印象になる
難しい漢字がたくさん使われた文章は、ぱっと見ただけで読む気になれなくなることが多いものです。漢字の量が多いだけで、いかにも難しそうなイメージが湧くからです。一般的には、文章全体のうち漢字の占める割合が3割だと、読みやすい文章になるといわれています。3割は少ないように感じるかもしれませんが、そのような人は、漢字に変換してすぎている傾向があるかもしれません。
「そんな事もあった」「そんな物かもしれない」「そういう所もある」など、なんとなく漢字にしていないでしょうか。この3つの言葉は、ひらがなにしたほうが読みやすいとされていて、漢字で書くと直されることが多いものです。
使用したからといって、読むのにも意味を取るのにもたいして問題は起こりません。けれど文章の調子がすべてそのようになっていると、読者がざっと文章を眺めたときに、読みにくそうに見えてしまうのです。
ひらがなを使うと読みやすい文章に!
漢字を多く使うことが当たり前になっている人にとって、最初は言葉をひらがなのままにすることに抵抗があるかもしれません。
でも、まずはあれこれ考えずに試してみましょう。
「難しい漢字が沢山使われた文章は、ぱっと見ただけで読む気になれなくなる事が多い物です。」
「難しい漢字がたくさん使われた文章は、ぱっと見ただけで読む気になれなくなることが多いものです。」
同じ文章でも、受ける印象が変わりませんか。内容と言葉遣いは変わらないのに見た目で損をするとしたら、そんなもったいないことはありません。せっかく書いた文章です。必要のないところは思い切ってひらがなにし、読みやすい文章であることを読者に積極的にアピールするようにしましょう。
読みやすい文章を作ることは決して難しい作業ではなく、相手にとって少しだけやさしく読みやすい文章を心掛けるだけのことなのです。
読みやすい文章にはこんな書き方が大事
ひらがなを使うのはいいとしても、どのくらい使えばいいのでしょうか。ひらがなのほうがいい言葉とそうではない言葉を、全部暗記するわけにはいきません。書くたびに漢字の割合を計算することも難しいですよね。また、文章のタイプによっては、漢字を多めに使用したほうがいい場合もあります。
そこで目安としては、「こと」や「もの」などで使い方に迷ったときには、具体的な事柄を指しているときには漢字、一般的な内容のときはひらがなという判断をします。また迷いがちな言葉は、すべてひらがなにしてしまうという、わかりやすい方法もあります。この場合は、あまり使い方で困らないですむ名詞と動詞だけを漢字で書くのです。
もちろん、あとで読み返しておかしな表現だと感じたら書き直します。そうして意識して悩み、直すことを繰り返しているうちに、漢字とひらがなのバランス感覚や、読みやすい文章を書くというセンスが鍛えられていくのです。
読みやすい文章はわかりやすさにも繋がる!
文章を書くときに、漢字とひらがなのバランスまで考えるのは、面倒に思えるかもしれません。しかし漢字を使い過ぎず、必要なだけひらがなにするように気を付けることは、相手にとってわかりやすい文章を書くことをいつも意識する姿勢につながります。
ライティングを仕事にしたいと考える人は、文章を書き慣れていることが多いものです。しかしその分、漢字の使い方にこだわりがあったり、独特の言い回しのくせがあったりして、仕事にするには少し独りよがりな文章を書いていることがあります。
不特定多数の人に読んでもらい、発注者の要望もしっかり汲むためには、そのようなこだわりはひとまず置いて、誰にでも読みやすい文章を書くことが大切になってくるのです。
漢字とひらがなのバランスという方向から、自分の文章を見直し、磨いてみるのはどうでしょうか。
こぶたのまとめ
読みやすさのポイント
・漢字が多いと読みづらい
・漢字に変換する前に、全体のバランスをみてみる
・読みやすい文章はくせのない文章
WRITER編集部 kobuta
毎日が勉強。よりよい記事をお届けするため日々進化し続けるこぶたです。
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みんなの感想文
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- この記事の中に指摘されているように、文章を書くときには、どの程度を漢字にするかずいぶん迷います。漢字が多すぎてもいけないし、少なすぎてもいけない。その辺のさじ加減を今後とも注意していかなくてはいけないと、肝に銘じています。一度、サグーワークスでこの点が問題になって、非承認になったことがあるからです。
- まだまだ文章を書くことが初心者の私にはすごく参考になりました。漢字に変換することが当たり前でしたが、ひらがなのままの方が読みやすくなるんですね。わかりやすく読みやすい文章を書けるように心がけようと思います。
- 日本語、とくに平仮名の使い方は、これまでの自分の文章を振りかえっても疎かにしがちだったので今後気をつけたいです。漢字だらけの文章も読み手からしたら不快感もあるようなので文字のバランスもしっかり調整したいです。
- ライティングをする際に普段は、漢字で表現することが多い場合も、読み手を考えてひらがなにすることで、より読みやすい文章を作ることができるんだなと思えました。また、漢字とひらがなの判断方法も分かり参考になりました。
- 私は通り一辺倒に、事や物を使用していました。使い分けが難しくちょっとした疑問でしたが、この記事を読んでとても勉強になりました。今後は、ひらがなを使うべき場面ではひらがなを使用するようにしていきたいと思います。
- 文章を書くと勝手に変換されるので、そのまま使っていることが多かったのですが、難し過ぎる漢字は読みにくくさせることもあると知り、改めようと思いました。読む人の立場になって考えるのが大切ということを、気づかされました。
- 読みやすい文章を書くコツがわかりやすく書いてあったし、具体的な数字が書いてあったのでイメージがわいた。自分も試してみようという気になった。文章を書くための知識が増えて良かった。読みやすい文章で良かった。
- 難しい漢字を使ったほうがプロっぽい文章になるような気がして、今まではひらがなよりも漢字に変換したほうがよいと思いこんでいました。しかし、読む人の目線で考えると、ひらがなと漢字のバランスが大切なことがわかりました。これからは視覚的に自分の文章をチェックする習慣をつけたいです。
- 「読みやすい文章は漢字の割合が3割」というのは初めて聞き、勉強になりました。自分はつい漢字を多く使いがちなので、気を付けようと思いました。人から読んでもわかりやすい文章が書けるようにこれからは意識しようと思います。
- どうしてもパソコンで文字を書いていると、自分が知らない漢字などでもそのまま使ってしまいがちですが、上手にひらがなを組み込むことによって、読みやすい文章になるのですね。わかりやすさにもつながるというのも共感出来ます。