休みをとる勇気がライターを成長させてくれる!
フリーランスのwebライターを続けていると、休みをとれなくなる傾向があります。仕事が多すぎて休めない人もいますが、大半は「休むと収入が少なくなる」のが理由でしょう。
webライターは会社員のように給料が保証されている仕事ではなく、仕事量が収入に反映されます。そのため、休日ができると収入が減るという思い込みへとつながるのです。しかし、ここでは、あえて休みをとることでライターの生活には役立つと解説していきます。
「案件が少なければ収入が減る」のは本当か?
まずは、案件数と収入の関係について考えていきます。webライターが案件に対して報酬をもらう仕事である限り、仕事量が少なければ収入が減るのは事実です。しかし、ここでいう「仕事量」とは「多くの案件をこなす」ことだけを指しません。案件が少なくても、高額案件ばかりなら過剰な数をこなさなくても十分な稼ぎになる可能性があります。
また、専属案件が多いwebライターも案件数へのこだわりは減るでしょう。定期的な専属案件をしっかりと納期通りにこなせば、webライターの収入はある程度保証されるからです。
つまり、「仕事量を増やす」際には「なんでもいいから案件を増やす」のではなく、「質の高い案件の割合を増やしていく」意識が重要です。案件数が収入を約束してくれるとは限らないのです。
休日をとったほうが作業効率が上がる
高額案件を数多く手がけているwebライターならともかく、単価が安い案件をこなして稼いでいるライターからすれば、「毎日仕事をしなければ収入が落ちる」との焦りが生まれるのは理解できます。また、クラウドサービスでは案件の増減が激しいため、「十分に案件があるときこそ集中して仕事をしなければいけない」という意識も働くでしょう。
しかし、休みもなく働き続けていれば、心身ともにストレスがたまり作業効率は落ちます。パソコンに向かってもモチベーションが上がらず、結局仕事がはかどらないまま時間を無駄にした経験は、多くのライターが持っているでしょう。
休めるときにしっかりと休んで気力を回復させるのもライターに必要な習慣です。結果的に、休みをとったほうが大量の案件をこなせるようにもなるでしょう。
休日をとるとライターとしても成長できる
休日はライターとして成長できるチャンスも与えてくれます。忙しい毎日では触れられなかった流行の本や映画を鑑賞してみましょう。また、人気のレジャースポットに足を運んでみるのもおすすめです。webライターにとっては最新の情報収集は大切なものですが、パソコンの前にいるだけではなかなか情報収集はできません。休日があるからこそ、楽しみながら旬の話題を取り入れられるのです。
また、休日が思わぬアイディアを生み出すケースもあります。毎日同じ作業を繰り返していると、思考回路も固定化され新しいアイディアが生まれにくくなります。休日でリフレッシュできる体験をすると、脳に新しい思考のベクトルが生まれて発想力が高まるのです。休日は「息抜き」だけではなく、仕事に大きな影響をもたらす時間だと認識しましょう。
上手な休日の設定の仕方とは
休日の重要性が分かっていながらなかなか休めない人は、「休日のとり方」が下手な可能性があります。「休んでいい日」と「休んではいけない日」を見極めることで、バランスよく休日を設定できるようになります。
たとえば、同一のクラウドサービスを利用し続けていると、毎月、忙しい期間とそうでない期間が見分けられるでしょう。暇な期間に集中して休む代わりに、忙しい期間に仕事をこなすのも一つの方法です。
あるいは、旅行やコンサートなどのイベントを先に予定してしまい、逆算して仕事をこなしていく方法もあります。「この日は旅行に出かけるから、ある程度仕事を終わらせておこう」と考えると、モチベーションも高まりやすくなるでしょう。行き当たりばったりで休むよりも、計画的な休み方を覚えると毎日にリズムが生まれます。
こぶたのまとめ
webライターにとって休日とは
- 量よりも案件の質にこだわれば十分にとれる
- 休日があるから作業効率は上がる
- 休日がライターの成長を促すことも
- 上手な休日のとり方を覚えよう
休日はwebライターの仕事にハリを与えてくれます。定期的に休んで仕事の精度を上げましょう。