ライターとしての得意分野がない?まずは経験を整理しよう!
Webライターとしてステップアップするためには、得意分野を設ける作業が欠かせません。
得意分野がはっきりしているライターはクライアントからしても依頼しやすく、心強い存在です。
また、自分が案件を選べるクラウドサービスのような受注形態でも、執筆しやすいジャンルを的確に選べるようになるでしょう。
しかし、初心者ライターは得意分野を自覚していないケースも少なくありません。
ここでは、ライターが得意分野を発見するためのステップを説明します。
まずは経験を振り返っていこう
得意分野を知るためには、これまでの人生で積み重ねてきた経験を振り返ってみましょう。
自分の経歴を細かく紙に書いていくのがおすすめです。ライター業と関係ない事象ももらさずに書き出していきます。どこの学校に通い、どんな部活に入り、どんな教科が好きだったかを細かく思い出しましょう。
一見、得意分野の発見に役立ちそうもない作業に思えますが、重要なのはライター自身が「得意分野を自覚していない」という点です。つまり、逆をいえば、どんな経験が得意分野につながるのかも予測できない状態にあるということです。
そのため、本人には無意味に思える出来事でもまずはしっかりと「思い出す」点に注力しましょう。最終的には、ライターの人生を総括した細かいプロフィール表が完成すると思われます。
書き出した経験を整理していく
プロフィール表をじっと眺めてみると、自覚していなかった共通点や関連性が理解できるでしょう。
たとえば、小学生のときに野球観戦をした思い出があったとします。その後、中学で野球部に入り、現在でも野球観戦が趣味だとすれば、ライターにとって「野球」が重要なトピックだと発見できるでしょう。趣味嗜好にはきっかけとなる出来事があり、きっかけが強いほどライターにとって大きな意味を占めているトピックだといえます。
表を色分けしていくのも、思考をサポートします。趣味に関するトピックは赤、好きなものに関するトピックは青、何らかの成果が出たトピックは黄、というようにマーカーの色を変えて表を整理していくと、プロフィール表がライターの人間性を分析した紙へと変貌を遂げるでしょう。
趣味や実績をどうやって仕事に活かすか
趣味嗜好や実績が判明したなら、それらがライターの「得意分野候補」です。他人よりも優れた知識を持っているか、積極的に取り組める分野だといえます。
ここまで来たなら、「候補」を「得意分野」に変えていく作業を行いましょう。Webライティングの分野で活かせるジャンルがないかとあてはめて考えるのです。
たとえば、「野球」というトピックは、Webライティングのテーマとしては範囲が狭すぎます。依頼される可能性もゼロではありませんが、多くの仕事が舞い込むテーマではないでしょう。
しかし、「野球」に関するトレーニングや、スター選手の成功体験ならあてはまるジャンルがないかと再検討してみましょう。「健康」や「自己啓発」というジャンルなら書ける可能性があります。
自分の趣味嗜好をそのまま得意分野にするのではなく、人気ジャンルに応用できないかと考えるのがコツです。
得意分野と「やりたいこと」が一致するとは限らない
自己分析の結果、たどり着いた得意分野が決して「やりたいこと」とは限りません。「野球」についての記事が書きたいのに「自己啓発」が得意分野だといわれても、「自分の適性ではない」と最初は考えてしまうでしょう。
しかし、注意したいのは「適性」と「好き」は別物だということです。もちろん、好きなジャンルだからこそ向上心を持って取り組めるライターもいるでしょうが、すぐに仕事へとつなげるには適性のあるジャンルに挑戦したほうが得策でしょう。
ジャンルへの愛が強すぎて主観が強く入りすぎた記事を書いてしまう可能性もあります。ブログやエッセイならそれもアリですが、客観的文章が求められるWebライティングでは望ましくありません。まずは、自己分析にしたがって得意分野を手がけてみましょう。
▼サグーワークスのライターになって様々なジャンルの案件執筆に取り掛かってみましょう。
こぶたのまとめ
初心者ライターが得意分野を見つけるためのステップは
- 経験を細かくふりかえる
- 経験の関連性を見つける
- 発見した「得意分野候補」を人気ジャンルに応用する
- 「適性」と「好き」は違うと理解する
客観的に導き出した得意分野に基づき、まずは仕事を始めてみましょう。