副業に向いているのはどっち?LINEスタンプとWebライティングを比較してみた
フルタイムの会社員や主婦でも空いた時間を有効利用できる副業として、LINEスタンプやWebライティングが注目を集めています。
それぞれクリエイティブな才能がある人、文才がある人からすれば自分の実力を生かして稼げる仕事として人気です。
実際のところどちらの仕事のほうが稼げるのでしょうか。
ここでは仕事内容やメリットなど、さまざまな要素から2つの仕事を比較してみた結果をまとめてみました。
そもそもLINEスタンプやWebライティングでどうやって稼ぐのか
LINEスタンプとは、LINEで絵文字や感情表現を表すために使用するスタンプのことです。LINEにはクリエイターズスタンプというジャンルがあり、個人が作成したオリジナルのスタンプが販売されています。出品しているのはプロのクリエイターからデザインの知識のない一般人までさまざまです。
スタンプが売れると自分の収益になるので趣味をかねて多くの人がオリジナルスタンプを出品しています。
対して、WebライティングとはWeb上で読める記事や商品説明を依頼主に代わって作成する仕事です。その内容は深い知識や考察を求められるものから、内職のように事務的なものまでいろいろな種類があります。案件の難易度によっては特別な文章力は必要とされず、会社員や主婦が片手間の副業として行える案件もたくさんあります。
記事の報酬は文字量に比例していることが多く、1文字あたり0.2円ほどの安価な案件もあれば、1文字あたり1円以上の高価な案件までWebライターの経験や能力によって変動します。
LINEスタンプとWebライティング、その仕事内容は大きく異なる2つですが、始めるにあたって資格や面接があるわけでもないために多くの人が副業に選ぶ傾向があります。
LINEスタンプはやりがい重視だが当たれば大きい
LINEスタンプを副業にするメリットは本人が楽しんで行えることです。LINEクリエイターズスタンプではデザインに指定があるわけでもなく、自分のセンスと技術で世界に1つだけのスタンプを出品することが可能です。
イラストやデザインが好きな人にとってはどんなスタンプにしようかと考えて、作成していくプロセスそのものにやりがいを感じられます。そうやって苦労して出品したスタンプが売れたときには感動を味わえます。
デメリットを挙げるとすれば、スタンプが売れなければ出品者の報酬がゼロになってしまうことです。クリエイターズスタンプでは40種類のスタンプを1セットとして120円~600円で販売されます。つまり、たとえ売れたとしても1セットや2セットでは1000円にも満たない報酬しか発生しないこともありえるのです。
スタンプにかけた時間と手間に見合った報酬が得られない確率は高く、即日に稼げる副業を探している人には適格な仕事とはいえないでしょう。それでも、クリエイティブ面ではやりがいのある仕事ですし、当たれば莫大な報酬が得られる仕事でもあります。
クリエイターズスタンプで月何百万円と稼ぐクリエイターもいるので、魅力的なデザインと宣伝によっては大きく稼げることもあります。
量さえこなせるならWebライティングは稼げる
Webライティングを副業にするメリットは技術も訓練も必要がない点です。文章力がなければWebライターなどできないと思い込んでいる人は多いのですが、実際にはWebライターに求められているのは最低限の日本語理解のみです。
『そして』や『しかし』などの接続詞の使い方、『て』『に』『を』『は』などの助詞の使い方に問題なければWebライティングを十分にこなしていけます。
なぜなら、Webライティングにおいて、案件を受注した際には細かいテーマ、構成、結論などは依頼主から指定されているケースが多いからです。つまり、Webライティングとは学校で学んだ作文ではなく、文章を大量生産する内職のようなイメージです。
中には、専門的な知識を生かして自分の意見を発表しているWebライターもいますが、それはごく一部です。多くのWebライターは依頼主の要望どおりに数をこなしていくことで収入を得ています。
デメリットとしては、大量生産ができなければ収入が少なくなってしまう点でしょう。Webライティングの単価は安いものが多いため、継続して執筆することが苦痛な人にはWebライターは不向きです。しかし、その点さえクリアすればWebライターは安定して稼げる副業です。
副業に何を求めるかが大切
LINEスタンプ、Webライティングの2つを比較してみた結果、それぞれにメリットとデメリットがあることが分かりました。そのうえで、どちらが稼げる仕事と決め付けるのは困難です。大切なのはあなたが副業に何を求めてどんな風に働きたいと考えているかでしょう。
本業のリフレッシュとして報酬は気にせずに楽しく働きたいのか、それとも現実的に稼げる仕事を選びたいのか、それによって必要な職種は変わってきます。目的に合った副業を見極めることで投げ出さずに継続していくことができるはずです。そのためにも副業を開始する前に自己分析をして、得意分野や目的を見つめ直しましょう。