年金だけで大丈夫?豊かな老後のために在宅ワークを!
定年退職を経て、ゆっくりと老後を送ろうと思っていたのに不安が襲ってくる高齢者は少なくありません。シビアな原因として、収入の激減が挙げられます。退職金が心許ない場合、年金だけでは生活が苦しいのが現状です。また、自営業の人は退職金をもらえないので、周囲がリタイヤしている状況でも長年働き続けることもありえます。
そこで、のんびりと老後を暮らしていくための方法として、ここでは在宅ワークを詳しく紹介していきます。
退職すればのんびりできるとは限らない時代
退職後にのんびりと過ごす余生を楽しみに仕事を頑張ってきた人は多いでしょう。しかし、退職金が少なく、ローンの支払いなどで貯金もすり減らしていた場合、老後の経済的な不安はあふれ出してきます。
高齢者の生活を支えるのは年金だと信じられています。しかし、厚生労働省年金局「平成25年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、平成25年度の年金月額支給額の平均は、男女ともに5万円台であることが分かりました。つまり、夫婦で暮らしていても月10万円前後の年金しか入ってこないのが現状です。
平成28年度に生命保険文化センターが行った「生活保障に関する調査」によると、夫婦世帯が考える、ゆとりある老後のために必要な月収入の平均は「34万9000円」でした。つまり、年金だけではゆとりある老後の理想は実現できないのが現状です。
在宅ワークにはどんなものがあるか?
アルバイトやパートに週数回のペースで出かけるのは、高齢者にとって体力的なデメリットがあります。そこで、在宅ワークによる生活費の確保が注目されるようになってきました。かつて在宅ワークといえば、シール貼りや造花づくりなどの単純作業が中心でしたが、インターネットが浸透した現代では、さらに幅広い案件をクラウドソーシングから受注できるようになっています。
web向けに記事を執筆したり、経験を活かしてデザインやコンサルティング、コピーライティングなどの仕事を受けられたりなどして、本人の意識次第で高額を稼ぐことも可能でしょう。自宅でゆっくり過ごしながら、趣味や家事の合間のわずかな時間で収入を得られる便利なシステムが在宅ワークなのです。
高齢者でも在宅ワークは始められる?
高齢になってから、新しい仕事を始めることに不安を覚える人もいます。しかし、在宅ワークの多くは、年齢の制限がありません。若年層の長期的なキャリアを図りたい企業とは違い、在宅ワークは単発の仕事を契約期間中だけ受け持つシステムです。
運営やクライアントとの間に雇用関係が結ばれるわけではないので、年齢に関係なく一人の在宅ワーカーとして接してもらえます。当然、未経験ジャンルの仕事でもやる気があればどんどん回してもらえるようになるでしょう。
そして、在宅ワークの多くでは仕事の細かいガイドラインは運営が描いてくれます。在宅ワーカーは指示通りの作業を自宅で行うだけで報酬がもらえます。特別な技能がなくても、真面目に取り組めば十分にやりがいを感じられるでしょう。年金では補えない生活費に在宅ワークの収入を補填し、趣味や旅行に使えるお金も貯蓄しやすくなるのです。
webライターが高齢者には向いている
さまざまな在宅ワークの中でも、特に高齢者向けなのがwebライティングです。パソコンの基本さえ知っていれば、難しい作業は発生しません。クライアントの要望どおりにテーマを調査し、執筆していく仕事です。
webライティングの世界では、医療や介護といった高齢者になじみがあるテーマが人気です。高齢者の経験をともなう記事は、運営から重宝される可能性が高いでしょう。
また、人事やビジネスマナー、経営論などの記事も一定数の需要があります。元管理職に就いていた高齢者は、これまでのキャリアを記事にこめるチャンスです。
クオリティーの高い記事を書いてくれるライターは単価が上がるシステムもあります。高齢者ライターは、webの世界で重要な戦力として待ち望まれているのです。
こぶたのまとめ
高齢者の在宅ワークは
- 趣味や家事の合間にできる
- 生活費の不安を解消できる
- 未経験の仕事でも始められる
- 人生経験を活かせる
高齢者にはwebライターをはじめとして、さまざまな在宅ワークがおすすめです。