文章を書くことで脳の老化防止トレーニングが出来るって本当?

文章を書き慣れていないと、いざ文章を書こうと思ってもどこから書いたら良いのか、またどんな言葉を使うべきかで悩んでしまって、なかなか書き進められないことも多いですよね。

ですが、そのように文章を書くという行為が難しいからこそ、脳の老化防止のためには最高のトレーニングになるということをご存知でしょうか。

今回は、何故文章を書くことが脳の老化防止に役立つのか解説していきます。

文章を書くことが老化防止トレーニングになるのは何故?

書く パソコン

普段運動する機会があまりないと、筋肉はどんどん衰えていってしまいますよね。脳も筋肉と同じで、使わないとどんどんその働きが鈍くなっていってしまうのです。

文章を書くためには、脳の機能を総動員する必要があります。例えば、日記を書こうと決めたとします。そうすると、まずその日の行動を思い出し、何を書こうか考えますよね。
この時には脳の記憶を司る大脳皮質が働いて記憶を思い出し、右脳にその時のイメージが描き出されるという現象が起きています。

書きたいことが固まったら、次は実際に書くという行為に移ります。この時には言語中枢を司る左脳がフル回転して、使用すべき言葉や文章構成を考えています。また、手書きの場合やパソコンでタイピングする場合に限らず、指先を大いに使いますから脳の運動野も使われることになります。

加えて、文章を書くためには思いついた言葉を記憶するための一時記憶や、文章を作り出力するために前頭葉も活発に作用します。書き終わったとき、読み返して推敲という作用が行われますが、この時には視覚中枢と言語中枢が使われています。

このように、文章を書くという行為には、脳の全ての部位が総動員されているため、効果的に脳を働かせることが出来、脳の老化防止に役立つのです。

最初は簡単な日記から始めてみよう

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いくら文章を書くことが脳の老化防止に役立つとはいえ、普段から文章を書く機会が少ない人にとっては何を書いたら良いのか分からず、ハードルの高いものになってしまいがちです。

もし何を書いたら良いのか分からない時は、簡単な日記を書くことから始めてみてください。また、毎日書かなければならないとなるとストレスに感じてしまうこともありますから、時間に余裕のある時に週2、3回程度書くことから始めましょう。

なかなか日記が続かないという方は、何かテーマを決めると日記を続けやすくなります。例えば、その日食べた食事の内容や感想、映画や読書が好きな方であればその日見た映画や読んだ本の内容について感想を書くのも良いですよね。

日記をつけることに慣れてきて、物足りなさを感じるようになったら、メールや手紙を書いて誰かとやりとりをするようにしてみてください。自分だけではなく誰か別の人が読むと考えると、さらに脳が活発に活動し、文章力の上達も早まります。

次第にもっと色々な人と文章を通してやりとりをしてみたくなったら、新聞や雑誌への投稿、ブログの開設、SNSの利用を検討してみても良いかもしれませんね。

自分の納得のいく文章を書くためには、日本語能力はもちろん論理的思考力、文章の表現力、書きたい分野での専門的な知識など様々なスキルが必要になります。

また様々なことに対する好奇心は、文章を魅力的なものにする大切な要素です。好奇心を持つことでも脳は若返りますから、文章を書くことで得られる老化防止効果は非常に多くのものになると言えます。

最強の老化防止トレーニングは手書きで文字を書くこと!

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パソコンや携帯電話で文章を書くだけでも、脳の様々な部位が活性化していきますが、手で文章を書くようにするとさらにその老化防止効果を高めることが出来るとされています。

手で文字を書いていると、思い出せない漢字があったり、文字の書き順を思い出すために脳が活発に働きます。また、日本語特有のトメやハライ、ハネといった文字を美しく見せるための技法には、指先の繊細な動きが必要になりますよね。

これはパソコンのキーボードを打つという単純な作業からは得ることの出来ない、とても大きな効果です。実際にいつも手書きで文字を書くようにしている人では、物忘れが少ないとも言われています。

まとめ

脳に負荷を与え、脳の老化防止になるトレーニングは文章を書く以外にもたくさんあります。ですが文章を書くことは、その中でもバランスの取れた、手軽に行うことの出来る最高のトレーニングと言っても過言ではありません。

普段あまり文章を書く機会のない方は、ぜひ脳の老化防止のためにも文章を書くことを始めてみてはいかがでしょうか。

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みんなの感想文

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  • たしかに、文章を作っていると、脳をフル回転させていることが分かります。おかげで、長く作業をしていると、すっかり頭がシビれてしまったような感覚になります。手書きの文字からは遠ざかっているので、すぐに実行しなければと思いました。
  • 記事の内容は、どちらかというと年齢層が高い人に向けた印象を受けます。老化防止に何か新しい事を始めようかな、趣味で文章を書いてみようかな、と考えている人には参考になると思います。私もライティングを初めたばかりのビギナーですので想定読者に当てはまると思うのですが、仕事にしたいと思っている人には知りたい情報ではないと思いました。
  • 仕事でライターの仕事をしたいと考えている人には朗報なトピックです。仕事にすることが健康につながっていると思うとなんだか嬉しいです。また筋肉との例えもわかりやすい、文章がとっても入りやすかったです。ついつい日記書いてみようかなと思いました。
  • 簡単な文章を書くという行為が、どれだけ難しいものなのかと思い知らされています。ほとんど文章をかく習慣がなく、長文メールでもおたおたしてしまう私が頑張って文章を書こうと思ったのは、学生時代と比べて格段に文章を書く能力が落ちたと感じるからです。今からでも頭を使って、素敵な文章が書けるようになりたいです。
  • 手で文字や文章を書くことが脳の活性化に繋がるというのはよく分かります。実際に仕事のメモを取る時などもパソコンやスマホに打ち込むよりもノートに手で書いた方が頭に入っているし、忘れにくいと実感しています。記事をパソコンで作成する時に、文章の組み立てや流れを整理したい時には紙に書いてみるのも一つの方法だと思いました。
  • 脳の老化防止ってトレーニングできるんですね。まずそのこと自体に驚きましたが、日記を書くと脳が疲れる・頭をフル回転するというのを体験したことが何度もあったので、その説明がとてもわかりやすかったです。日記を書いても長続きしないのですが、脳の老化防止という名目の元、取り組んでみたら意外と続くかもしれないなと思いました。
  • 普段はパソコン仕事が多くて中々文字をゆっくりと書く機会には恵まれませんが、日記のように毎日少しずつ書き続けられるものなら文字を書く取っ掛かりになると思いました。認知症などの予防のためにも大切な習慣だと思います。
  • 文章を書くことで、脳のいろんな場所を使っているのだとはあまり思っていなかったので、文章を書くだけでも脳を使えるのはすごくいいなと思いました。手書きで書くときには漢字を思い出せないことも多いので、手書きで日記を書いたりして脳を使っていきたいと思いました。
  • ライティングが脳の老化防止になるとか、考えたこともなかったです。でも言われてみれば、結構頭を使う作業ではあるかも。最近は手書きで文字を書く機会がめっきり減ったので、コラムにあったように手書きで日記を付けるのは良いかもしれませんね。
  • 手書きではなくパソコンですがライティングをしていて、日頃からよく感じているので共感できました。何らかの媒体で文字に触れてないと会話力もなくなりますし、大事な事だと思っています。同時に日頃からあまり会話出来る人がいないので毎日に刺激があり助かっています。
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