webライターならしっかり実践しよう!データのバックアップ

データのバックアップ

今回のテーマである「データのバックアップ」とは、執筆した記事データを保存・保管しておくことを指しています。ライティング中にうっかり書きかけの記事が消えてしまった!というトラブルは誰でも経験があるでしょうが、こまめにデータバックアップをとることで、一からやり直すリスクを回避することができます。

またライターは、自分が書いた記事に対する責任をメディア掲載後も有しつづけるため、必要に応じて内容を確認するためにもデータバックアップは重要です。データバックアップに関する基礎知識や、おすすめのバックアップ先を紹介します。

まさかの事態に備えてデータバックアップをとろう

パソコンを使って仕事をしている人なら、誰でも一度は「データが消えてしまった!」という悲しい事態に直面したことがあるでしょう。パソコンで、さらにオンラインで仕事を行うwebライターには、(1)オンラインでのリスク(2)オフラインでのリスク、というダブルのリスクがあります。

(1)は、オンライン上でライティングを進めている最中に、インターネット接続が不安定になるなどして通信が切れてしまい、せっかく書いた記事が消えてしまうという事態です。一方で(2)は、(1)を回避するためオフライン上でライティングを進めていたにも関わらず、文書作成ソフトの不具合、保存忘れ、誤操作によるデータ消去などで記事が消えてしまうという事態です。

このようにwebライターには、常にデータ消失のリスクがつきまとっています。このリスクに対処するためには、こまめに執筆内容のデータバックアップをとっておくことが大切です。

メディア掲載後に確認が必要になることも

データバックアップをとることは、無事に記事を執筆・提出するという観点からだけでなく、記事納品後の対応という観点からも重要です。webライターの仕事は基本的に記事を納品し、承認されれば完了ですが、場合によっては納品後に記事の確認を求められることがあります。

たとえば記事がメディア掲載された後何らかのトラブルが生じ、内容の確認・訂正が必要になるケースです。最近、信頼度の低い記事を掲載したwebメディアに対するクレームやトラブルが相次いだことは、記憶に新しいでしょう。webライターは、自分が執筆した記事に対して、納品後・メディア掲載後も責任を有しています。

そのため納品後に記事データを消すのではなく、可能な限り長期間保存し、求められればいつでも参照できるようにしておきましょう。

どこにバックアップすればいい?

バックアップといっても、具体的にどこにバックアップすればよいのでしょうか。代表的なバックアップ先を紹介します。

(A)パソコンの内蔵ハードディスク
パソコンに詳しくない人でも取り組みやすいのが、パソコンの内蔵ハードディスク、すなわちパソコン本体に保存するという方法です。文書作成ソフトで執筆中の記事は、なるべく早めの段階で「名前をつけて保存」をしたうえで、適宜「上書き保存」をするようにしましょう。ある程度まとまった分量が書けた段階で、予備用としてデータのコピーをとっておくのもおすすめです。

(B)外付けメディア
外付けハードディスクやUSBメモリなど、パソコン本体以外にバックアップをとる方法です。ある程度記事が完成した段階で、保存用としてこれらのメディアにバックアップをとっておくと、パソコン本体が壊れてしまったときでも安心です。ただし容量に制限があるため注意が必要です。

(C)クラウドサービス
クラウド技術が発達し、個人でも気軽に使用できるクラウドサービスが普及してきました。データバックアップに適した代表的なクラウドサービスとしては、GoogleドライブやMicrosoft OneDrive、Dropboxなどがあります。こちらも容量に制限があるため注意が必要ですが、パソコンや外付けメディアが壊れても安心な点、異なる端末(たとえば自宅ではパソコン、外出先ではタブレットなど)からアクセス可能な点がメリットです。

まずは使いやすいバックアップ先を試してみて、慣れてきたら複数のバックアップ先を使い分けてみるとよいでしょう。

こぶたのまとめ

  • ライターにとって、書きかけの記事が消えるのは避けたいところ
  • 納品後に、記事の内容確認を求められることもあり得る
  • この2点への対策として、こまめなデータバックアップが重要
  • 内蔵ハードディスク、外付けメディア、クラウドサービスなどのバックアップ先がある

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